井上薫(いのうえ かおる、1917年3月28日[1] - 2009年6月9日[2])は、日本の歴史学者、大阪大学名誉教授[1][2]文学博士東京大学、1962年)[1]

来歴

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大阪府北河内郡南郷村生まれ[1]浪速高等学校を経て、1940年東京帝国大学国史学科卒[1]。1943年同大学院退学[1]。1949年大阪大学教養部助教授[1]、1962年「奈良朝仏教史の研究」[注 1]東京大学文学博士[1]。1963年阪大教授[1]。1980年定年退官[1]、大阪大学名誉教授[1]奈良大学教授[1]。1986年退職[1]。1983年から1993年まで堺市博物館長を務めた[1][3]

著書

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  • 行基』人物叢書 吉川弘文館 1959
  • 『日本古代の政治と宗教』吉川弘文館 1961
  • 『奈良朝仏教史の研究』吉川弘文館 1966
  • 『古代史の群像』創元社 1980

共編著

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記念論集

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  • 『日本古代の国家と宗教』井上薫教授退官記念会編 吉川弘文館 1980

脚注

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注釈

  1. ^ NAID 500002222879国立国会図書館書誌ID:000007817170

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 井上薫博士 履歴及び業績目録」『文化財学報』第5号、奈良大学文学部文化財学科、1987年3月、1-10頁、CRID 1050863483156147968ISSN 091915182012年10月2日閲覧 
  2. ^ a b 著名人の訃報”. 葬儀ベストネット. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月2日閲覧。
  3. ^ "堺市博物館の概要". 堺市. 2024年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月2日閲覧