井上良斎
1888-1971, 陶工
3代目井上 良斎(いのうえ りょうさい、1888年9月4日 - 1971年2月6日)は、日本の陶工、日本芸術院会員。本名は井上良太郎[1]。
来歴
編集東京浅草生まれ[1]。隅田川に窯を築いた陶工良斎の業を嗣いで、旧制錦城中学校卒業の頃、1905年から作陶に従事する[1]。板谷波山に師事[1]。1914年に横浜へ移り、1928年、帝展初入選[1]。1953年、第1回横浜文化賞受賞。1959年、「丸紋平皿」で日本芸術院賞を受賞[1]。1966年、日展理事に任じられるとともに、日本芸術院会員となる[1]。1967年、勲三等瑞宝章受賞[1]。
温厚な人柄を反映したかのような、気品の高い風格ある作風が特徴である[1]。