井上 泰山(いのうえ たいざん、1952年[1] - )は、日本の中国文学者関西大学文学部教授、専門は中国近世白話文学(古典戯曲・小説)[1]。主要な業績は三国志演義関連の研究。また、イベリア半島に残る中国古典典籍の調査を行っている。

略歴

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山口県下関市出身[1]山口県立豊浦高等学校卒業後[1]東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業[1]。同大学大学院修士課程修了後、関西大学大学院博士課程修了[1]明治学院大学助手[1]、講師[1]、助教授[1]を経て、1986年関西大学助教授[1]、教授。

著書

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  • 『花関索伝の研究』汲古書院、1989年
  • 『董解元西廂記諸宮調研究』汲古書院、1998年
  • 『三国志通俗演義史伝(上下)』関西大学出版部、1998年
  • 『三国劇翻訳集』関西大学出版部、2002年
  • 『中国近世戯曲小説論集』関西大学出版部、2004年
  • 『漢籍西遊記』関西大学出版部、2008年

脚注

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