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この項目では、古代インドの学問について説明しています。その他の用法については「五明 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
五明(ごみょう、pañcavidyā)とは、古代インドの学問の分類。仏教を通じて日本にも影響を与えた。
仏教においては、仏教内における「内(ない)の五明」と、世俗一般の「外(げ)の五明」とが区別される[1]。
「内の五明」は、
- 声明(しょうみょう、śabda): 文法・文学
- 因明(いんみょう、hetu): 論理学
- 内明(ないみょう、adhyātma): 教理学
- 工巧明(くぎょうみょう、śilpakarmasthāna): 工芸・数学・暦学
- 医方明(いほうみょう、cikitsā): 医学・薬学・呪法
の5つ。
「外の五明」は、因明、内明の代わりに、
- 呪術明(じゅじゅつみょう): 呪術
- 符印明(ふいんみょう): 呪符・呪印
の2つが入る。