二宮正之
二宮 正之(にのみや まさゆき、1938年[1] - )は、フランス在住の文学者、ジュネーヴ大学名誉教授。フランス在住[1]。ジュネーヴ大学名誉教授[1]。
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1938年??月??日 日本東京都 |
出身校 | 東京大学、高等師範学校 |
学問 | |
研究分野 | 文学 |
研究機関 | フランス国立東洋言語文化研究所、ジュネーヴ大学 |
経歴
編集1938年、東京生まれ[1]。東京大学、東京大学大学院仏文学専攻で学び、博士課程を中退。1965年から1968年までフランスの高等師範学校 (パリ)に在籍。『小林秀雄の思考』で博士号を取得。
フランス国立東洋言語文化研究所助教授を経て、ジュネーヴ大学文学部日本学科教授に就いた。アンドレ・ジッド、小林秀雄、森有正を研究テーマとしている。
受賞
編集- 1990年:『私の中のシャルトル』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
- 2001年:『小林秀雄のこと』で芸術選奨文部大臣賞受賞。
著作
編集- 著書
- 『私の中のシャルトル』筑摩書房 1990年
- 文庫化:ちくま学芸文庫 2000年
- 『La pensee de Kobayashi Hideo : un intellectuel japonais au tournant de l'histoire / Librairie』Droz, 1995年
- 『小林秀雄のこと』岩波書店、2000年
- 文庫化:岩波現代文庫 2018年
- 『文学の弁明』岩波書店 2015年
- 翻訳
- 『和声の歴史』オリヴィエ・アラン著、永富正之共訳、白水社(文庫クセジュ)、1969年
- 『作家』フィリップ・ソレルス、ロラン・バルト著、岩崎力共訳、みすず書房、1986年
- 『ジッド=ヴァレリー往復書簡』筑摩書房、1986年
- 1巻:1890-1896年
- 2巻:1897-1942年
- 『背徳の人』アンドレ・ジッド著、ちくま文庫 2008年
- 『アンドレ・ジッド集成』全5巻、筑摩書房 2014年-
脚注
編集- ^ a b c d “二宮 正之(筑摩書房)”. www.chikumashobo.co.jp. 2021年11月12日閲覧。