事彙部 (大正蔵)
事彙部(じいぶ)とは、大正新脩大蔵経において、中国の仏教に関連した民間伝承・説話や、見聞、注釈書、辞書類をまとめた領域のこと。
梁代に成立した仏教説話集である『経律異相』、経律論の要文を抜粋した『諸経要集』、義浄の旅の記録である『南海寄帰内法伝』、中国仏教の制度をまとめた『大宋僧史略』や、(漢文)経典の字句を解説する『一切経音義』、梵字(悉曇文字)・梵語(サンスクリット)を解説する『翻梵語』などの語学書が含まれる。
第22番目の部であり、収録されている典籍ナンバーは2121から2136まで。巻数では第53巻から54巻(前半)にかけてに相当する[1]。
構成
編集巻別
編集- 事彙部 (上) 第53巻 - No.2121-2122
- 事彙部 (下) 第54巻 - No.2123-2136[2]
詳細
編集事彙部 (上) 第53巻 - No.2121-2122
事彙部 (下) 第54巻 - No.2123-2136
脚注・出典
編集- ^ WEB大正新脩大蔵経目録 - 大蔵出版 p.88
- ^ 大正新脩大藏經 第54冊 - CBETA 漢文大藏經
関連項目
編集外部リンク
編集- 大正新脩大藏經テキストデータベース - 東京大学大学院人文社会系研究科 大藏經テキストデータベース研究会(SAT)