九鬼一人
日本の哲学者
九鬼 一人(くき かずと、1958年 - )は、日本の哲学者。岡山商科大学法学部名誉教授[1]。学位は理学修士(東京大学大学院、1984年)。専門は哲学、倫理学、論理学。
人物情報 | |
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生誕 |
1958年??月??日 日本 |
出身校 | 東京大学大学院理学系研究科 |
学問 | |
研究分野 | 哲学 |
研究機関 | 岡山商科大学 |
学位 | 理学修士(東京大学) |
称号 | 岡山商科大学法学部名誉教授 |
主要な作品 | 『新カント学派の価値哲学―体系と生のはざま』 |
人物
編集おもに、新カント学派の価値論の研究に取り組んでいる[2]。九鬼は、バートランド・ラッセル[3]、アマルティア・セン[4]、デイヴィッド・ヒューム[5]などの議論を検討する論考も発表しているが、特にハインリヒ・リッケルト(九鬼は「リッカート」と表記)についての論考を多く発表しており[2]、その関連からマックス・ヴェーバーに関する論考も発表している[6]。
略歴
編集- 1982年3月 - 東京大学教養学部教養学科卒業
- 1984年3月 - 東京大学大学院理学系研究科博士前期課程修了 (理学修士)
- 1989年3月 - 東京大学大学院理学系研究科博士後期課程単位取得済満期退学
- 1989年4月 - 関東学院大学非常勤講師 (論理学担当)
- 1991年4月 - 東邦大学非常勤講師 (哲学担当)
- 1993年4月 - 放送大学非常勤講師 (「哲学と科学」担当)
- 1994年4月 - 関東学院大学非常勤講師 (哲学担当)
- 1996年4月 - 関東学院大学非常勤講師 (論理学担当)
- 1997年4月 - 岡山商科大学法経学部経済学科助教授
- 2004年4月 - 岡山商科大学法経学部経済学科教授
- 2005年4月 - 岡山商科大学法学部法学科教授
- 2024年3月 - 定年退職
- 2024年 - 岡山商科大学名誉教授[1]、非常勤講師[7]
業績
編集単著
編集脚注
編集- ^ a b “九鬼一人”. KAKEN. 国立情報学研究所. 2024年6月22日閲覧。
- ^ a b “九鬼一人”. researchmap. 科学技術振興機構. 2024年6月22日閲覧。
- ^ 九鬼一人「ラッセルの否定の概念」『哲学』第38号、日本哲学会、1988年5月1日、212-222頁、CRID 1390001205322494976。
- ^ 九鬼一人「非帰結主義の簡便法的解釈について」『科学哲学』第47巻第2号、日本科学哲学会、2014年、69-85頁、CRID 1390282680061717760。
- ^ 九鬼一人「ヒュームにおける「ふりをする理性」」『岡山商大論叢』第42巻第3号、岡山商科大学学会、2007年、1-19頁、CRID 1050285299967100672。
- ^ 九鬼一人 (2005年2月22日). “現象学的理想型解釈の理路――羽入による問題提起を受けて”. 橋本努. 2024年6月22日閲覧。
- ^ 加藤摩耶 (2024年1月26日). “九鬼一人先生の最終講義が行われました”. 岡山商科大学. 2024年6月22日閲覧。
外部リンク
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