中込 重明(なかごみ しげあき、1965年4月21日[1] - 2004年4月30日[1])は、日本の近世文学研究者。博士(文学)(2004年)(学位論文「落語の原話研究」)。専門は落語講談諸芸懇話会会員。

人物

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山梨県生まれ[1]東京都府中市育ち[1]。1988年法政大学第二文学部日本文学科卒[1]、2001年同大学大学院博士課程単位取得満期退学[1]。法政大学非常勤講師などをしながら[1]落語講談について優れた研究を数多く発表、古今東西の文芸に通暁し、多くの源泉研究を行った。国際日本文化研究センター共同研究員も務めたが、2003年脳腫瘍が発見され[1]、2003年6月から入院生活となる[1]。2004年3月、学位論文「落語の原話研究」の審査を病床で行い、博士号を取得[1]。2004年4月30日、死去[1]

延広真治の尽力で、死去日に第一論文集『明治文芸と薔薇』が刊行され、同年6月に第二論文集『落語の種あかし』が刊行された[1]

法政大学学部生の頃から松田修に師事した[1]。松田の晩年の不自由さを手助けし、『松田修著作集』全巻の解題も手がけた。

著書

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  • 『明治文芸と薔薇 話芸への通路』(右文書院) 2004年
  • 『落語の種あかし』(岩波書店) 2004年、のち岩波現代文庫 2019年

共著

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監修

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  • 『落語で読み解く 「お江戸」の事情』(青春出版社、プレイブックスインテリジェンス) 2003年

校訂

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 「中込重明略年譜」『日本文学論叢』第34巻、法政大学 大学院日本文学専攻委員会、2005年3月、53頁。 

参考文献

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  • 法政大学大学院日本文学専攻研究誌「日本文学論叢」2005年3月(中込重明追悼特集)