中谷剛
通訳・翻訳家
中谷 剛(なかたに たけし、1966年[1] - )は、日本の通訳・翻訳家(日本語・ポーランド語)。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所内にあるアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館の日本人初の公認ガイド[1]。
人物
編集兵庫県神戸市生まれで[1]、親の転勤で栃木県足利市で子ども時代を過ごす[1]。1987年、京都産業大学経営学部在学中に初めてポーランドへ旅行[2]。同大学を卒業後、3年間の会社勤めを経て退職[1][2]。再びポーランドに赴き、1991年よりポーランドに移住[2][3]、1997年ポーランド国立アウシュビッツ・ミュージアムの公式通訳の資格を取得[2]。現在、同ミュージアム唯一の日本語公式ガイド(嘱託)[1][4]。
著書
編集- 『アウシュヴィッツ博物館案内』凱風社 2012年8月(新訂増補版)ISBN 978-4-7736-3607-9
- 『ホロコーストを次世代に伝える―アウシュヴィッツ・ミュージアムのガイドとして』岩波書店〈岩波ブックレットNo.710〉、2007年10月。ISBN 4000094106。
脚注
編集- ^ a b c d e f “アウシュビッツ公認ガイド・中谷剛さん 「人権侵害の種 気づく力を」 市内で中学生らに講演:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2023年7月26日閲覧。
- ^ a b c d e “京都産業大学 経営学部/ニュース/学生のみなさんへのメッセージが届きました!(中谷剛)”. www.kyoto-su.ac.jp. 京都産業大学. 2023年7月26日閲覧。
- ^ “アウシュヴィッツ博物館初の外国人ガイド・中谷剛さん「タブーに立ち向かうのは戦争を経験していない世代」”. ハフポスト (2015年3月2日). 2023年7月26日閲覧。
- ^ 『アウシュビッツ博物館案内』中谷剛著、凱風社、2012.8 223頁より引用
関連項目
編集外部リンク
編集- 京都産業大学 - 学生のみなさんへのメッセージ