中村魁春 (2代目)
日本の歌舞伎役者
二代目 中村 魁春(なかむら かいしゅん、1948年〈昭和23年〉1月1日[1] - )は、歌舞伎役者。屋号は加賀屋。定紋は梅八つ藤。歌舞伎名跡「中村魁春」の当代。女形。本名は平野 豊栄(ひらの とよひで)[1] [注 1]。神奈川県出身。兄に四代目中村梅玉がいる。
なかむら かいしゅん 中村 魁春 | |
屋号 | 加賀屋 |
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定紋 | 梅八つ藤 |
生年月日 | 1948年1月1日(76歳) |
本名 | 平野豊栄 |
襲名歴 | 1. 二代目加賀屋橋之助 2. 五代目中村松江 3. 二代目中村魁春 |
出身地 | 神奈川県 |
曽祖父 | 四代目中村芝翫 |
祖父 | 五代目中村歌右衛門(芸養祖父) |
父 | 六代目中村歌右衛門(芸養父) |
兄弟 | 四代目中村梅玉(兄) |
来歴
編集1948年(昭和23年)、神奈川県に生まれる。兄(現四代目中村梅玉)とともに六代目中村歌右衛門の芸養子となり、1956年、昭和31年1月歌舞伎座『蜘蛛拍子舞』の翫才で二代目加賀屋橋之助を襲名して初舞台。1961年(昭和36年)ソ連公演に参加。1967年、昭和42年4月5月歌舞伎座『絵本太功記』十段目(太十)の初菊、『妹背山婦女庭訓』「吉野川」の雛鳥、『仮名手本忠臣蔵』九段目の小浪ほかで五代目中村松江を襲名。2001年(平成13年)に芸養父の歌右衛門死去翌年の2002年、平成14年5月歌舞伎座『
受賞
編集- 1974年(昭和49年)- 重要無形文化財保持者(総合認定)
- 1980年(昭和55年)- 『
貞操花鳥羽恋塚 』(鳥羽恋塚)の待宵の侍従で国立劇場奨励賞 - 1984年(昭和59年)- 『大経師昔暦』(おさん茂兵衛)のお玉で国立劇場優秀賞
- 1988年(昭和63年)-『妹背山婦女庭訓』「吉野川」の雛鳥で松竹社長賞
- 1992年(平成4年)- 日本芸術院賞、『廓文章』(吉田屋)の夕霧で国立劇場優秀賞
- 1993年(平成5年)- 第12回真山青果賞奨励賞、『国姓爺合戦』の錦祥女で国立劇場奨励賞
- 1994年(平成6年)-『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」で名古屋演劇ペンクラブ年間賞
- 1998年(平成10年)-『佐倉義民伝』のおさんで国立劇場優秀賞
- 2008年(平成20年)- 紫綬褒章[2][3]
脚注
編集注釈
編集- ^ コトバンクの「中村魁春(2代)」では本名を河村豊栄、旧姓平野としているが、文化庁の「重要無形文化財の総合認定保持者リスト」に本名:平野豊栄で登録されているのでそれに従った
出典
編集- ^ a b c 『読売年鑑2013年版』P.596より|読売新聞東京本社,(平成25年)2013年3月27日発行,ISBN 978-4643130010
- ^ a b 中村魁春 (なかむら かいしゅん) | 公益社団法人 日本俳優協会
- ^ “魁春 紫綬褒章受章の喜び”. 歌舞伎美人(かぶきびと) (松竹). (2008年5月21日) 2020年1月13日閲覧。