太陽ファーム (競馬)
(中村雅一から転送)
有限会社太陽ファーム(たいようファーム)は、北海道沙流郡平取町にかつて存在した競走馬の育成牧場、馬主。代表者は中村和子[1]。
日本中央競馬会(JRA)に登録する馬主として知られた。勝負服の柄は青、黄一本輪、袖黄二本輪、冠名にはオーナーの経営していた会社名で、「大きく、開拓していく」を意味する[2]「ダイタク(大拓)」を用いた。
概要
編集代表者の中村和子が代表を務めていた大拓株式会社(不動産業・建築業)のグループ会社であった[1]。所有馬を数多く生産する雅牧場に隣接し、育成や調教を行っていたが、管轄は同牧場が担当していた[3]。
2006年、大拓株式会社が自己破産、破産手続きの開始に伴い太陽ファームも同年6月23日に大阪地方裁判所より破産手続き開始決定を受けた[1]。太陽ファームにおける負債は約158億円であった[1]。
代表者
編集倒産時の代表者は中村 和子(なかむら かずこ)。前代表は中村 雅一(なかむら まさいち)で、倒産した2006年には既に故人であった[1]。両氏ともに個人名義でもJRAに馬主となっており、勝負服の柄はともに青、黄一文字。
主な所有馬
編集GI級競走優勝馬
編集- ダイタクヘリオス(中村雅一名義、1989年阪神3歳ステークス2着、1990年クリスタルカップ、1991年マイラーズカップ、高松宮杯、マイルチャンピオンシップ、安田記念2着、1992年マイラーズカップ、毎日王冠、マイルチャンピオンシップ)
- ダイタクヤマト(中村和子→太陽ファーム名義、2000年スプリンターズステークス、スワンステークス、2001年阪急杯)
重賞競走優勝馬
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e “不動産売買、建築工事 大拓株式会社 破産手続き開始決定受ける 負債188億円”. 帝国データバンク (2006年6月27日). 2006年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月24日閲覧。
- ^ “冠名『ダイタク』の由来について”. ダイタク公式サイト. 2003年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月24日閲覧。
- ^ “2004年12月04日 ステイヤーズS G2”. 競走馬のふるさと案内所. 重賞ウィナーレポート. 日本軽種馬協会. 2023年2月24日閲覧。