中村 洋基(なかむら ひろき、1979年2月27日 - )は、日本の広告クリエイターPARTYファウンダー/クリエイティブディレクター。外部顧問として、株式会社ヤフー マーケティングソリューションズ統括本部エグゼクティブ・クリエイティブディレクター、株式会社電通デジタル 客員エグゼクティブ・クリエイティブディレクター、株式会社VALU取締役。

中村 洋基
生誕 (1979-02-27) 1979年2月27日(45歳)
日本の旗 日本 栃木県
教育 早稲田大学第一文学部
著名な実績 広告,プログラミング,Webデザイン,ラジオ
受賞 クリオ賞 銀賞
One Show Interactive部門 金賞
カンヌ国際広告祭 金賞
ロンドン国際広告賞 グランプリ
アジア太平洋広告祭 グランプリ
文化庁メディア芸術祭受賞
公式サイト http://www.nakamurahiroki.com/
活動期間 2000 -

経歴

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1979年栃木県足利市生まれ[1]。実家はとんかつ屋[2]栃木県立足利高等学校を卒業後に上京し、早稲田大学第一文学部に入学[3]

大学在学中は演劇の道に進み、やがては劇作家演出家になろうと考えていたが、当時加入していた劇団が解散してしまった為、進路を変更[4]。大学2年生のときにビデオジョッキーソフト「motion dive 2」のプログラムにサポートとして加わり、2000年よりフリーランスのWebデザイナー・プログラマーとして活動を開始[5]

1年留年後に大学を卒業、ニッポン放送を経て[4]電通で月・水・金アルバイトのウェブデザイナーとして参加[5][6][7]。当初の仕事は、プレゼン資料の一部をアニメーション化することだった。そのあとバナー広告で数々の広告賞を受賞し、5年ほど経験を積んだ後に正社員となった[4]

次第にキャンペーン全体を手がけるテクニカルディレクターとして活動するに至った[5]

2004年、2006年、2008年、カンヌ国際広告祭ヤングコンペティション、サイバー部門日本代表。2006年と2008年はともに世界2位(世界一位はともにブラジルだった)。

その後、電通を退社し、2011年4月独立。伊藤直樹清水幹太川村真司らと「PARTY」を設立。クリエイティブディレクターとして、東京を拠点に活動中[8]

2016年11月、PARTYの社内ベンチャーとしてVALUプラットフォームを創業。自身も取締役として参加後、事業を小川晃平氏に譲渡。

2017年7月、電通デジタルの顧問に就任し、2019年8月にはヤフーのエグゼクティブクリエイティブディレクターに就任。

前職の電通で、スタートアップアクセラレーションプログラム「GRASSHOPPER」を立ち上げ。

TOKYO FM「澤本・権八のすぐに終わりますから。」第2回以降、毎週ゲストという名目で、司会進行を務める。

300以上の国内外広告賞の受賞歴があり、審査員歴も多数。

主な作品

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バナー広告

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デジタルキャンペーン

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TEHAI

「バレンタインポスト」

  • ファミリーマート

ファミペイすげー得チャレンジ

  • ソフトバンク

バーチャル大合唱」「#見たことのない新聞広告」

テレビ番組

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ラジオ

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主な受賞・審査員歴

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受賞歴は金、銀、銅賞受賞以上のみ[5]。チームでの受賞を含む。作品名の横に広告主を記載。

主な受賞歴一覧
  • 年代不明
    • 文化庁メディア芸術祭受賞 - 受賞作品、広告主不明[8]
主な審査員歴一覧
  • 2006年 Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
  • 2006年 D&AD賞
  • 2007年 Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
  • 2007年 ロンドン国際広告賞
  • 2007年 国際アンディー賞
  • 2008年 ロンドン国際広告賞
  • 2008年 Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
  • 2008年 東京インタラクティブアドアワード
  • 2008年 1-click award
  • 2008年 東京インタラクティブアドアワード
  • 2009年 Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
  • 2009年 国際アンディー賞
  • 2010年 D&AD賞
  • 2011年 カンヌ国際広告祭 サイバー部門
  • 2013年 カンヌ国際広告祭 モバイル部門
  • 2015年 ACC インタラクティブ部門
  • 2018年 One Show
  • 2020年 ACC クリエイティブイノベーション部門

著書

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  • 2008年 - 『Webデザインの「プロだから考えること」』 インプレスジャパン社(他7人との共著)

エピソード

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  • 資産運用が苦手[3]
  • 幼少期に幼馴染の女の子のパンツを盗もうとして番犬に噛まれ、Webの可能性に目覚めたという[3]
  • 本人いわく「三角関数などの高度なプログラミングが苦手な為、バナー広告ばかりを制作していたら目立った。」とのこと[3]
  • 大手自動車メーカーのバナー広告においてクリック率33%を記録し、多くの賞を獲得した。当時の他のバナー広告のクリック率はおよそ0.1%程度であった[4][6]
  • Mixiアプリ「Ole! Ole! CR-Z」で「SNS上の自分の名前に『CR-Z』をつけたらCR-Zをプレゼント」したところ、83万人のユーザーが「CR-Z」と付記し、Mixiを出禁になった。
  • 2010年に「31歳にしてうんこをもらしました」という記事をブログに投稿。1日で6000Tweet、40万PVを記録し、ネット上で大きな話題となる[2][7]
  • ラジオ番組のTOKYO FM「澤本・権八のすぐにおわりますから。」では、第2回目にゲストとして呼ばれたあと、なぜか「毎週ゲスト」ということになり、出演しながらもホームページやFacebookの運用を担当。

脚注

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  1. ^ 中村 洋基 | アドテック東京 2018 公式サイト”. アドテック東京 公式サイト. 2022年9月17日閲覧。
  2. ^ a b Togetter 激笑!31歳にしてうんこをもらしました
  3. ^ a b c d 技術評論社公式サイト 1月28日,第7回「中村洋基と木谷友亮のWeb業界一受けたくない授業」開催
  4. ^ a b c d CREATOR’S CAFE 電通 中村 洋基さん
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl Hiroki Nakamura Profile,Biograhy,Judges&Awards
  6. ^ a b 広告の未来の話をしよう。COMMUNICATION SHIFT 第3回
  7. ^ a b my Japan審査員紹介ページ
  8. ^ a b The Public 新しい技術による新しい物語のつくりかた by PARTY | 第4回 中村洋基
  9. ^ a b 第1回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  10. ^ NY Festival 受賞作品紹介ページ「Fly」
  11. ^ a b c d e f g h 第2回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  12. ^ a b c d e f g h 第3回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  13. ^ a b c d e f g 第4回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  14. ^ a b c 第5回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  15. ^ 第2回:2007年度 受賞作品一覧
  16. ^ a b c d e f 第6回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  17. ^ 第3回:2008年度 受賞作品一覧
  18. ^ a b c d e f g 第7回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト
  19. ^ a b c d e 第8回東京インタラクティブアドアワード受賞作品リスト

外部リンク

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