中山智香子 (経済学者)
日本の経済学者
中山 智香子(なかやま ちかこ、1964年[1][2] - )は、日本の経済学者。専門は経済思想史[2]。
東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授。博士 (社会経済学、ウィーン大学)。神奈川県[1]横浜市生まれ[3]。
来歴
編集1987年3月、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1989年3月、同大学大学院経済学研究科理論経済学・経済史専攻修士課程修了。1995年1月、同大学院経済学研究科理論経済学・経済史専攻博士後期課程単位取得退学。1995年7月、ウィーン大学大学院経済学研究科博士課程修了。
1995年4月熊本大学文学部史学科文化史学講座講師(-1999年3月)、1999年4月同助教授(-2000年3月)。2000年4月東京外国語大学大学院地域文化研究科国際協力講座助教授・准教授(-2009年3月)。2009年4月、大学院重点化による所属変更に伴い、同大学総合国際学研究院准教授(- 2010年3月)。2010年4月から同教授。
著書
編集単著
編集- 『経済戦争の理論: 大戦間期ウィーンとゲーム理論』勁草書房(2010年)ISBN 978-4326154104
- 『経済ジェノサイド: フリードマンと世界経済の半世紀』平凡社新書(2013年)ISBN 978-4582856668
共著・編著
編集- 『アルジャジーラとメディアの壁』、石田英敬・西谷修・港千尋と共著、岩波書店(2006年)ISBN 978-4000220347
翻訳
編集- ジョヴァンニ・アリギ, デヴィッド・ハーヴェイ, 山下範久 『北京のアダム・スミス――21世紀の諸系譜』作品社、(2011年)ISBN 978-4861823190
- フリードリヒ・ハイエク 『思想史論集(ハイエク全集 第2期第7巻)』、中山智香子・太子堂正称・吉野裕介訳、春秋社、(2009年)ISBN 978-4393621974
- ハインツ・D・クルツ 『シュンペーターの未来: マルクスとワルラスのはざまで』日本経済評論社、(2008年)ISBN 978-4818819795
- ドナルド・A・ギリース 『確率の哲学理論』日本経済評論社、(2004年)ISBN 978-4818817036
- エドワード・メルツ 『シュムペーターのウィーン: 人と学問』日本経済評論社、(1998年)ISBN 978-4818809925
出典
編集- ^ a b “"経済ジェノサイド / 中山 智香子【著】- 紀伊國屋書店ウェブストア"”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 紀伊國屋書店. 2020年11月28日閲覧。
- ^ a b “中山 智香子 | 著者ページ”. 東洋経済オンライン. 2024年1月6日閲覧。
- ^ “特集ワイド 震災2年 豊かさとは 経済学者 中山智香子さん”. 毎日新聞夕刊: p. 2. (2013年3月15日)