中宮温泉
石川県白山市にある温泉
中宮温泉(ちゅうぐうおんせん)は、石川県白山市(旧国加賀国)にある温泉。白山白川郷ホワイトロードの無料区間内にあり[1][2][3][4][5]、冬季閉鎖される12月から4月までは休業となる[1][6]。
中宮温泉 | |
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にしやま旅館露天樽風呂 | |
温泉情報 | |
所在地 | 石川県白山市中宮 |
交通 | アクセスの項を参照のこと |
泉質 | ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 |
泉温(摂氏) | 61 °C |
湧出量 | 130L/min(自噴) |
pH | 6.8 |
液性の分類 | 中性 |
浸透圧の分類 | 低張性 |
宿泊施設数 | 2 |
外部リンク | 白山中宮温泉 |
泉質
編集- ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
温泉街
編集温泉街は白山国立公園内に位置する。山中の谷間に旅館2軒(にしやま旅館[1][7]・湯宿くろゆり[8])がある[2]。また、中宮温泉組合などが管理する共同の露天風呂「薬師の湯」が温泉内にある[3]。
歴史
編集開湯から1200年の歴史がある[4]。白山開山の祖・泰澄大師が、傷ついた白鳩を見て発見したとされる[1]。霊泉とされ1574年(天正2年)には初めて浴室が設けられるなど長い歴史を有する[9]。
1961年(昭和36年)4月1日 - 厚生省告示第73号により、「白山温泉郷」の一部として国民保養温泉地に指定。ただし、この「白山温泉郷」はあくまで指定する際の名称であり、実態として白山温泉郷が形成されていたわけではない。
2020年(令和2年)2月に、白山白川郷ホワイトロードの無料区間で大規模な土砂崩れが発生し[2][3][6]、翌年(2021年)4月まで休業となった[3]。また、2022年(令和4年)8月には2020年の災害とは別の場所で道路の崩落が発生[5]。石川県側から中宮温泉へ行くことが不可能となった[注釈 1][5]。
アクセス
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f “携帯の電波は入らない、猿がお湯を舐めにくる……それでも浸かりたい“エクストリーム温泉””. 文春オンライン (2019年10月14日). 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b c “苦境の中宮温泉 支援要請 県と白山市に”. 北陸中日新聞Web. (2020年6月18日) 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “【石川】温泉床で癒やされて 中宮温泉に無料設備完成”. 中日旅行ナビぶらっ人 (2021年7月21日). 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b “「スーパー林道」ハードル高い? 「白山白川郷ホワイトロード」走ってわかった改名の理由”. 乗りものニュース (2022年7月17日). 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b c d “大雨から1カ月 「降雨で土砂崩れ不安」「何とか宿を守りたい」”. 北陸中日新聞Web. (2022年9月5日). オリジナルの2022年9月6日時点におけるアーカイブ。 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b “白山白川郷ホワイトロード 6月中旬に全線開通 無料区間は28日”. 北國新聞. (2022年4月20日). オリジナルの2022年4月21日時点におけるアーカイブ。 2022年9月30日閲覧。
- ^ ほっと石川旅ねっと にしやま旅館 - 石川県観光連盟
- ^ ほっと石川旅ねっと 中宮温泉 湯宿くろゆり - 石川県観光連盟
- ^ “白山白川郷ホワイトロード”. 白山林道石川管理事務所、石川県林業公社、白山林道岐阜管理事務所 、岐阜県森林公社. 2021年6月24日閲覧。