中国高速鉄道CR400AF型電車

中華人民共和国の高速鉄道車両

中国高速鉄道CR400AF型電車 (ちゅうごくこうそくてつどうCR400AFがたでんしゃ) は、中華人民共和国高速鉄道車両である。

中国高速鉄道CR400AF型電車
柳州駅から発車するCR400AF
基本情報
運用者 中国鉄路総公司
製造所 青島四方機車車輛青島四方ボンバルディア鉄路運輸設備中国語版
製造年 2015年 (2015) -
運用開始
  • CR400AF: 2016年8月15日 (2016-08-15)
  • CR400AF-A: 2018年6月16日 (2018-06-16)
主要諸元
編成
  • CR400AF: 8両編成 (4M4T)
  • CR400AF-A: 16両編成 (8M8T)
  • CR400AF-B: 17両編成 (8M9T)
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25,000 V 50 Hz
最高運転速度 350 km/h
設計最高速度 420 km/h
編成定員
  • CR400AF: 556/576/591名 (商務車: 10名、一等車: 28名、二等車: 518/538/553名)
  • CR400AF-A: 1193名 (商務車: 22名、一等車: 148名、二等車: 1023名)
  • CR400AF-B: 1283名
編成長
  • CR400AF: 209.72 m
  • CR400AF-A: 414.92 m
  • CR400AF-B: 440.57 m
全長
  • 先頭車: 27,910 mm
  • 中間車: 25,650 mm
全幅 3,360 mm
全高 4,050 mm
車体 アルミニウム合金
駆動方式 WN駆動
編成出力
  • CR400AF: 10,365 kW
  • CR400AF-A: 19,164 kW
  • CR400AF-B: 19,164 kW
制御装置 水冷式IGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (応荷重装置付)
耐雪ブレーキ
直通ブレーキ
駐車ブレーキ
抑速ブレーキ [1]
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量産先行車のCR400AF-0207 (旧塗装)

概要

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最高運転速度400 キロメートル毎時 (km/h) を目標として開発され、中車グループの青島四方機車車輛青島四方ボンバルディア鉄路運輸設備中国語版が製造する。

沿革

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2012年中国鉄路総公司企業大学研究機関と共同で、中国標準規格の鉄道車両として中国標準動車組の開発を開始した[2]

2015年6月30日に試作車のCRH-0207 (CR400AF-0207) が完成し、中国国家鉄道試験中心で試験を開始した[2]

2016年7月15日に鄭徐旅客専用線で420 km/hすれ違い試験に成功した[3]

2016年8月15日に哈大旅客専用線で運行を開始した[4]

2017年6月26日に復興号[注釈 1]として運行を開始した[5]

2017年9月21日に350 km/hで営業運転を開始した[6]

種類・編成

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北京南駅で発車を待つCR400AF-2006
 
CR400AF-A-1002
 
福田からのCR400AF-A-2065
 
CR400AF-B-2116
 
CR400AF-Z
 
寝台車のCR400AF-AE(香港西九龍駅 - 北京西駅間を結ぶG898次夜行列車

2019年9月時点の編成総数は、CR400AF-AとCR400AF-B含む207編成である。

  • 車番号0XXX、量産先行車用
  • 車両番号1XXXは青島四方ボンバルディア製の列車である
  • 車両番号2XXXは青島四方機車車輛製造の列車である
鉄道局 編成数 編成番号 運輸区 運用路線 備考
CR400AF
北京局集団 5 2183~2187 北京 京哈線
9 2007~2010、2023、2032、2048、2049、2051 北京南 京滬高速鉄道京港旅客専用線広珠都市間鉄道武九旅客専用線昌九都市間鉄道合福旅客専用線石太旅客専用線
18 0207、0208、
2001~2006、2011~2016、2021、2030、2031、2047
石家荘 京港旅客専用線柳南都市間鉄道衡柳線徐蘭旅客専用線、京滬高速鉄道 0207・0208は量産先行車
13 2017、2025、2033~2034、2050、2052、2057~2058、2142~2146 北京西 京滬高速鉄道京港旅客専用線合福旅客専用線石太旅客専用線京雄都市間鉄道 2142-2146は特別仕様車
広州局集団 30 1006~1025、
2022、2024、2026~2028、2040、2044、2046、2062、2063
広州南 京港旅客専用線、広珠都市間鉄道、深湛線貴広旅客専用線徐蘭旅客専用線滬漢蓉旅客専用線滬昆旅客専用線
15 2035~2039、2041、2043、2045、2053~2056、2059~2061 深圳北 京港旅客専用線、滬昆旅客専用線、徐蘭旅客専用線
7 2042、2064、2129~2133 長沙 京港旅客専用線、滬昆旅客専用線、広珠都市間鉄道、深湛線、廈深線
済南局集団 5 2085~2089 青島 青栄都市間鉄道済青高速鉄道
15 2090~2094、2134~2141、2162~2163 済南東 膠済旅客専用線、青栄都市間鉄道、済青高速鉄道
5 2178~2182 臨沂北 魯南高速鉄道
武漢局集団 30 2124~2128、2147~2161、2164~2165、2170~2177 武漢 京滬高速鉄道、京港旅客専用線、滬漢蓉旅客専用線、滬昆旅客専用線、柳南都市間鉄道、衡柳線、合福旅客専用線、徐蘭旅客専用線
中国国家鉄路集団 6 2018~2020、2029、2369、2808 政府專用車(2808は12両編成)
CR400AF-A
広州局集団 23 1001~1005、1026~1028、
2065~2066、2068、2070~2072、2078、2081~2084、2096、2104、2105
広州南 京港旅客専用線、渝貴線貴広旅客専用線南広線合蚌旅客専用線、滬漢蓉旅客専用線
18 2067、2069、2073~2077、2079、2080、2084、2095~2100、2103、2106 長沙 京港旅客専用線、貴広旅客専用線、滬昆旅客専用線、廈深線
済南局集団 8 2101~2102、2107~2110、2114~2115 済南東 膠済旅客専用線、青栄都市間鉄道、済青高速鉄道、京滬高速鉄道、寧杭旅客専用線、滬昆旅客専用線、金温線
3 2111~2113 青島 済青高速鉄道、京滬高速鉄道
CR400AF-B
北京局集団 8 2116 - 2123 北京南 京滬高速鉄道

CR400AF

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8両編成となっている。

編成表

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号車 1 2 3 4 5 6 7 8
等級 一等・商務合造車 二等車 二等・食堂合造車 二等車 二等・商務合造車
車両番号 CR400AF-xxxx
ZYS xxxx01
ZE xxxx02 ZE xxxx03 ZE xxxx04 ZEC xxxx05 ZE xxxx06 ZE xxxx07 CR400AF-xxxx
ZES xxxx00
動力配置 制御車 (Tc) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 制御車 (Tc)
定員 5+28 85/90 85/90 75/80 63/68 85/90 85/90 5+40/45
定員
(2142~2146)
5+24 60 60 48 42 60 60 5+28
定員
(AF-Z
1次車・
AF-C-2214)
6+28 90 90 75 63 90 90 6+40
定員
(AF-Z
2次車)
5+28 90 90 75 63 90 90 6+40
定員
(AF-S)
5+32 93 93 78 83 93 93 6+43
ユニット ユニット1 ユニット2

CR400AF-A

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CR400AFの2倍の16両編成である[7]

特に、CR400AF-AEは2024年9月に導入された寝台電車である。

編成表

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号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
動力配置 制御車 (Tc) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 付随車 (T) 付随車 (T) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 制御車 (Tc)
ユニット ユニット1 ユニット2 ユニット3 ユニット4
等級 商務車 一等車 二等車 二等・食堂合造車 二等車 一等車 一等・商務合造車
車両番号 CR400AF-A-xxxx
ZYS xxxx01
ZY xxxx02 ZE xxxx03 ZE xxxx04 ZE xxxx05 ZE xxxx06 ZE xxxx07 ZE xxxx08 ZEC xxxx09 ZE xxxx10 ZE xxxx11 ZE xxxx12 ZE xxxx13 ZE xxxx14 ZE xxxx15 CR400AF-A-xxxx
ZES xxxx00
定員 5+12 60 90 90 90 90 90 75 48 90 90 90 90 90 60 5+28
定員
(AF-AZ)
6+16 60 90 90 90 90 90 75 48 90 90 90 90 90 60 6+28
CR400AF-AE
等級 二等・特等合造車 寝台車 寝台・食堂合造車 寝台車 二等・特等合造車
車両番号 CR400AF-AE-xxxx
ZET xxxx01
WR xxxx02 WR xxxx03 WR xxxx04 WR xxxx05 WR xxxx06 WR xxxx07 WRC xxxx08 WR xxxx09 WR xxxx10 WR xxxx11 WR xxxx12 WR xxxx13 WR xxxx14 WR xxxx15 CR400AF-AE-xxxx
ZET xxxx00
定員 12+45 40 40 40 40 40 40 18 40 40 40 40 40 40 40 12+45

CR400AF-B

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CR400AF-Aに中間車を増結した編成で、ホーム長や車両基地の設備を考慮した17両編成となり、定員数もCR400AF-Aから90名増加した1283名となった(AF-BZは1285名、そしてAF-BSは1347名)。2019年から京滬高速鉄道で運航が予定されている[8]

号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
動力配置 制御車 (Tc) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 付随車 (T) 付随車 (T) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 電動車 (M) 付随車・パンタグラフ付き (Tp) 電動車 (M) 付随車 (T) 制御車 (Tc)
ユニット ユニット1 ユニット2 ユニット3 ユニット4
等級 商務車 一等車 二等車 二等・食堂合造車 二等車 一等車 一等・商務合造車
等級
(AF-BS)
商務車 一等車 二等車 二等・食堂合造車 二等車 一等車 優選一等・商務合造車
車両番号 CR400AF-B-xxxx
CR400AF-BZ-xxxx
CR400AF-BS-xxxx
SW xxxx01
ZY xxxx02 ZE xxxx03 ZE xxxx04 ZE xxxx05 ZE xxxx06 ZE xxxx07 ZE xxxx08 ZEC xxxx09 ZE xxxx10 ZE xxxx11 ZE xxxx12 ZE xxxx13 ZE xxxx14 ZE xxxx15 ZY xxxx16 CR400AF-B-xxxx
CR400AF-BZ-xxxx
CR400AF-BS-xxxx
ZYS xxxx00
定員 5+12 60 90 90 90 90 90 75 48 90 90 90 90 90 90 60 5+28
定員
(AF-BZ)
6+16 60 90 90 90 90 90 75 48 90 90 90 90 90 90 60 6+28
定員
(AF-BS)
6+14 62 93 93 93 93 93 78 73 93 93 93 93 93 93 62 5+24

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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