世耕石弘
経歴・人物
編集奈良県奈良市出身[1]。祖父は世耕弘一、父は世耕弘昭、兄は世耕弘成[2]。
同志社香里中学校・高等学校を経て、同志社大学文学部卒業[1]。父には近畿大学に行くように言われたが、高校では勉強せず近畿大学の赤本ができなかったため同志社大学に内部進学した[2]。
大学卒業後は近畿日本鉄道に就職し、系列のホテルで働き、そのあと広報担当になり、広報課長にまで昇進する[1]。
近畿大学
編集2007年より近畿大学で働く。近畿大学の広報担当が定年を迎えるため、近畿大学で働くことを誘われる。元々は近畿大学で働くつもりは無かったが、近鉄の良くない発表をする仕事が続いていたことと、世耕の名を背負っていたことから近畿大学で働くことを決断した。
近畿大学では学生募集の部署に配属され、ポスターや入学案内を作成する仕事を行う。内部進学で大学受験を経験していないため知らないことばかりで、大学入試センター試験も知らなかった[1]。
2010年にフジサンケイグループ広告大賞の審査員を務めたことが転機となる。それまでは見た目のインパクトを重視していたが、伝えたいメッセージを凝縮させたコピーが大切とするようになる[3]。
2011年に近大マグロを使用したデザインにコピーを添えた広告の試作を父の弘昭に見せに行ったところ、修正をして注文をするというこれまでに無い反応が返ってきた。この広告はフジサンケイグループ広告大賞のクリエイティブ部門新聞優秀賞を受賞する。それ以降も製作した広告が様々なメディアの賞を受賞する[3]。
石弘が近畿大学に転職してから志願者数は倍以上になる[4]。
近畿大学は志願者数日本一になるなどの躍進の仕掛人と新聞の記事に載る[5]。
著書
編集- 近大革命[6]
脚注
編集- ^ a b c d “大学入試志願者数日本一の仕掛人の近畿大学総務部長 世耕石弘さん|高等教育の明日 われら大学人|特集・連載|教育学術新聞|日本私立大学協会”. www.shidaikyo.or.jp. 2023年1月22日閲覧。
- ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2017年2月9日). “【近大革命(3)】珍しい名字、進学で近大を避けた理由が転職の決め手に…近畿大学広報部長 世耕石弘(1/2ページ)”. 産経ニュース. 2023年1月22日閲覧。
- ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2017年2月23日). “【近大革命(19)】メッセージに込めたコピーの重要性気づき、広告づくり変わる 近畿大学広報部長 世耕石弘(1/2ページ)”. 産経ニュース. 2023年1月22日閲覧。
- ^ 信雄, 黒川 (2021年9月24日). “【一聞百見】大学のブランド信仰ぶっ壊す 近畿大学 世耕石弘・経営戦略本部長”. 産経ニュース. 2023年1月22日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年11月21日). “【大学の常識をぶっ壊す(1)】海外の客観的評価はまさかの「早慶近」 近大総務部長、世耕石弘さん(1/2ページ)”. 産経ニュース. 2023年1月22日閲覧。
- ^ “書籍『近大革命』|産経新聞出版”. www.sankei-books.co.jp. 2023年1月22日閲覧。