下着博覧会
『下着博覧会』(したぎはくらんかい)は2021年公開の日本映画。鳴瀬聖人と近藤啓介によるオムニバス作品[1][2]。
下着博覧会 | |
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監督 |
鳴瀬聖人 近藤啓介 |
脚本 |
鳴瀬聖人 近藤啓介 |
出演者 |
川北メイサ 天音ゆい 長野こうへい 新村あかり 二葉エマ 函波窓 増田朋弥 |
主題歌 | 初恋『あだると』 |
編集 |
鳴瀬聖人 近藤啓介 |
配給 | オーピー映画 |
公開 | 2021年11月11日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集特集上映「OP PICTURES+フェス2021」では2021年11月11日より『下着博覧会』のタイトルで上映[3][4]。
大阪芸術大学出身・鳴瀬聖人、近藤啓介の2名が手掛ける女性下着をテーマにするオムニバス映画。鳴瀬監督はおっぱい恐怖症の男性がブラジャーになってしまうブラジャー編を担当。近藤監督は彼女持ちのカリスマ美容師が新人美容師に惑わされていくパンティ編を担当。いずれも旧知の仲である大阪芸術大学出身者を出演者、スタッフに置いている。キャッチフレーズは「ブラとパンティの数だけ愛がある」。
公開初日となる11月11日に鳴瀬組の舞台挨拶、17日に近藤組の舞台挨拶が行われた[5]。『愛は無限大』は監督の鳴瀬が幼少時に影響を受けた浦沢義雄、サム・ライミ、そしてB級香港映画のエッセンスを込めたという[6]。
2021年12月3日より『ブラとパンティ 変態がいっぱい』のタイトルでR18版が公開[7]。R18版は70分に短縮されている。
映画ライターの切通理作は鳴瀬監督作を「(いい意味で)マンガチック」。「ヒロインの巨乳に焦点を当てつつも、男性主人公にセックスを完遂させない。美乳の妹と2人をセットにしてトラウマに対処する変化球の展開。童貞臭の強い内容だが、セックスに帰結しないというのが令和世代のこだわりか」と批評[8]。近藤監督作を「SM色が強くパンティに意味を持たせるというモチーフがやや埋没。しかしそれは映画の瑕にはなっていない」[8]。「女ではなく男が全裸になってヒイヒイ責められるというシーンの連続はピンク映画としては新生面と言えるインパクト。これはオムニバスだからこそ徹底できたのかもしれない」と分析している[8]。
登場人物
編集『愛は無限大』
編集- マコ
- 演 - 川北メイサ
- 下着店に勤める女性。コウタに好意を寄せている。
- ユリ
- 演 - 天音ゆい
- マコの実妹。姉と異なりいわゆるちっぱい。
- コウタ
- 演 - 長野こうへい
- ブラジャーにされてしまった男。正義感が強いが、幼少時のトラウマで巨乳が苦手。
- 店長
- 演 - 亀岡孝洋
- マコの勤務する下着店店長。将来の夢はマコの乳首になること。
- モトキ
- 演 - 松本卓也
- 下着店店員。
- 泥棒
- 演 - ケイチャン
- 店長の家に押し入った古風な窃盗犯。
- マネキン
- 声 - アベラヒデノブ
- 自意識を得たマネキン。
『春っぽい感じで』
編集音楽
編集主題歌
編集- 初恋『あだると』
スタッフ
編集『愛は無限大』
編集- 監督・脚本・編集:鳴瀬聖人
- 撮影:中條航
- 照明:山田拓実
- 録音:古茂田耕吉
- 美術:畠智哉
- 助監督:横山ひろと
- 整音:中村未来
- 音楽:ありしまこうすけ
『春っぽい感じで』
編集- 監督・脚本・編集:近藤啓介
- 撮影:萩原修
- 助監督:石田義弘
- 音楽:ICHIRO MIKI
- ロケコーディネート:Kazuki
共通スタッフ
編集脚注
編集- ^ “下着博覧会|MOVIE WALKER PRESS”. MOVIE WALKER PRESS. 2021年11月13日閲覧。
- ^ allcinema『映画 下着博覧会 (2021)について 映画データベース - allcinema』 。2021年11月13日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2021年10月22日). “R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」ラインナップ解禁、ビジュアルにはきみと歩実”. 映画ナタリー. 2021年10月22日閲覧。
- ^ “下着博覧会 : 作品情報”. 映画.com. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “昨夜は『下着博覧会』初上映ありがとうございました!!大阪芸大出身ならではのハチャメチャ映画で、大盛況を迎えれて感無量です号泣川北さん含めほぼ勢揃いのキャストで大笑いの舞台挨拶も出来て超楽しかったです!残る上映は来週17日(木)!そちらは近藤組の舞台挨拶があります!未見の方はぜひ!”. 鳴瀬聖人@NaruKiyo3 (2021年11月12日). 2021年11月12日閲覧。
- ^ 上野オークラ劇場『上野オークラ劇場12月のOP新作ラインナップ』2021年12月、Vol.166 1-3頁
- ^ “ブラとパンティ 変態がいっぱい”. pg-pinkfilm.com. 2021年12月11日閲覧。
- ^ a b c キネマ旬報社『キネマ旬報』2022年2月上旬号142頁
外部リンク
編集- 下着博覧会 - allcinema
- 下着博覧会 - 映画.com
- ブラとパンティ 変態がいっぱい - KINENOTE