下山村駅
長野県飯田市鼎下山にある東海旅客鉄道の駅
下山村駅(しもやまむらえき)は、長野県飯田市鼎下山にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である[1]。
下山村駅 | |
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駅入口(2008年6月) | |
しもやまむら Shimoyamamura | |
◄伊那八幡 (1.1 km) (1.0 km) 鼎► | |
所在地 | 長野県飯田市鼎下山[1] |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■飯田線 |
キロ程 | 124.7 km(豊橋起点) |
電報略号 | ムラ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
41人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)12月17日[1][2] |
備考 |
無人駅[1][3] 標高:427m[1] |
歴史
編集かつては製糸会社「天竜社」工場への通勤客が利用していたが[1]、近年は飯田OIDE長姫高等学校(旧飯田長姫高等学校)の通学生が主な利用客である[3]。また、飯田線の南側から飯田高等学校へ通う生徒も利用している[3]。
年表
編集駅構造
編集利用状況
編集1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
編集下山ダッシュ
編集当駅から長野県飯田高等学校の最寄り駅である伊那上郷駅まで鉄道では6.4 kmの距離だが、線路がΩ状カーブとなっているため直線距離では2 km程度である[1][3]。また、飯田駅で列車交換を行うために20分以上掛かる電車もあり、飯田高校の学生の中には当駅で一度電車を降りた後に、走って移動すればもう一度同じ電車に乗れると駅間をダッシュして登校する学生もいると言われる[1][3]。これは俗に「下山ダッシュ」と呼ばれる[1]。
これが『究極超人あ〜る』(1991年制作・OVA)で紹介され[3]、またそれを検証した『探偵!ナイトスクープ』(1995年3月放送「電車vs人間 飯田線の闘い」)で知られるようになる(14分以内で到着する必要があるケースで挑み、結果はギリギリ成功)。
しかし実際には、
- 当駅から伊那上郷駅までは高低差が73 mあるために[3]急な上り坂が続く箇所があり[1]、また途中で国道151号を横断する必要があって危険である[1]。
- 前述の通り、伊那上郷駅は飯田高校の最寄り駅であり、そこから再び電車に乗る必要は無い(登校時に電車で伊那上郷駅まで行くより、当駅で降りて高校まで走った方が早く到着する、という可能性はある)。
といった事情から、若干誤りを含んで伝わっている可能性がある。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 信濃毎日新聞社出版部 編『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、216頁。ISBN 978-4-7840-7164-7。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、105頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e f g “JR飯田線・下山村駅 飯田市(しなの途中下車)/長野”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 30(東京地方版/長野). (2003年5月20日)
- ^ 「鉄道省告示第204号」『官報』1943年7月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「運輸省告示第153号」『官報』1948年5月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「日本国有鉄道公示第459号」『官報』1971年11月30日。
- ^ 「通報 ●飯田線茶臼山駅ほか5駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月30日、6面。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、17頁。