上條 さなえ(かみじょう さなえ、1950年3月8日[1] - )は、日本児童文学作家

人物

編集

東京都出身。10歳の時に父が酒に溺れ、1年間学校へ行かずホームレスとして暮らし、その後親から離れて児童養護施設で過ごした。2006年にこの体験を綴った自伝本『10歳の放浪記』(講談社)を出版し話題となる。

東京経済大学経済学部を卒業後、小学校教諭を務める。

毎日新聞社《小さな童話》大賞を受賞し、37歳時に『さんまマーチ』(国土社)で作家デビュー。

教諭を辞めて後、埼玉県児童館館長、埼玉県教育委員会委員長などを歴任した。

著書

編集
  • 『さんまマーチ』(大石真解説、国土社) 1987年
  • 『恋と虹のファンファーレ』(国土社) 1989年
  • 『ちんどんパレード』(国土社) 1991年
  • 『コロッケ天使』(学習研究社) 1991年
  • 『女なんてだいきらい』(偕成社) 1994年
  • 『ともだちじゃないか』(小学館) 1997年
  • 『天丼一丁、こころ一丁』(汐文社) 1999年
  • 『パオにいちゃんの魔法のスープ』(汐文社) 2002年
  • 『保健室のクッキー』(汐文社) 2003年
  • 『わたしとママのチョコレート物語』(文溪堂) 2005年
  • 『10歳の放浪記』(講談社) 2006年
  • 『玉子の卵焼き』(文溪堂) 2010年
  • 『月と珊瑚』 (講談社) 2019年

テレビ出演

編集

脚注

編集
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.447

関連項目

編集

外部リンク

編集