上村長国
上村 長国(うえむら ながくに)は、戦国時代の武将。相良氏の家臣。
時代 | 戦国時代 |
---|---|
生誕 | 応仁2年(1468年) |
死没 | 天文15年10月20日(1546年11月13日) |
改名 | 長国→沙彌洞然/洞然(法号) |
別名 | 修理入道 |
戒名 | 洞然宗廊 |
官位 | 修理亮 |
主君 | 相良為続→長毎 |
氏族 | 上村氏 |
父母 | 父:上村高頼 |
兄弟 | 直頼、長国 |
子 | 岡本頼春、玉室清金(上村頼興室) |
生涯
編集応仁2年(1468年)、上村直頼の弟で、その養子となった頼廉の子として誕生。上村頼興の舅にあたる。
上村氏は相良氏庶流にあたり、長国は肥後国南部の戦国大名・相良為続や長毎などの歴代当主に重臣として仕えた。
晩年は出家して修理入道沙彌洞然(さやとうねん)と称す。法号は単に洞然ともする。文化的に優れた博学の人物で、特に家史に詳しかったため、外孫相良晴広に依頼されて、下相良氏の事績を記した貴重な歴史資料である『洞然居士状』を書き残した。同書は相良正史の源流とされる。
参考文献
編集- 阿蘇品保夫、種元勝弘 編『戦国大名家臣団事典 西国編』新人物往来社、1981年、309頁。
- 熊本県教育会球磨郡教育支会 編「国立国会図書館デジタルコレクション 相良晴廣」『球磨郡誌』熊本県教育会球磨郡教育支会、1941年 。