上村文乃
上村 文乃(かみむら あやの、1990年11月8日 - )は、日本のチェリスト。株式会社ジャパン・アーツ(マネジメント)所属。
上村 文乃 | |
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生誕 | 1990年11月8日 |
出身地 | 日本・東京 |
学歴 |
桐朋女子高等学校 桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了 ハンブルク音楽演劇大学大学院修了 バーゼル音楽院大学院修了 |
ジャンル | クラシック |
職業 | チェリスト |
公式サイト | 上村 文乃 Official Site |
人物・来歴
編集3歳よりピアノ、6歳より桐朋学園子供のための音楽教室にてチェロをはじめる。
2009年、桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、同年 桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースに進学し、毛利伯郎、堤剛に師事する。2012年3月 東京文化会館のリサイタルを皮切りに、スカウトされ、株式会社ジャパン・アーツ(マネジメント)に所属する。その後、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など、数々のオーケストラと共演する。
2014年9月より、明治安田奨学金制度にてドイツのハンブルク音楽演劇大学に留学し、アルト・ノラスに師事する。その後、文化庁新進芸術家海外研修生[1]、公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学金制度を受け[2]、2016年 バーゼル音楽院に留学し、イヴァン・モニゲッティに師事する。スイスでは、バーゼルシンフォニーオーケストラとの共演などのソロ活動にとどまらず、CELLO NACHTのメンバーとしてソル・ガベッタとの共演[3]や、弦楽四重奏で現代曲の演奏なども行っている。イヴァン・モニゲッティの退官特別演奏会では、同氏指揮の下ソリストを務めた他、ミュシャー・マイスキー、アルト・ノラスと室内楽で共演を果たす。
日本においては、千住真理子、樫本大進、仲道郁代、上原彩子、横山幸雄、NHK交響楽団コンサートマスターの篠崎史紀など日本を代表する演奏家と共演[4]。室内楽においては、米元響子、菊池洋子の両氏とピアノトリオ「トリパルティ」を結成し、ヨーロッパ・日本を中心に活躍中。その他、バレエ団との共演[5]や、弦楽四重奏、現代音楽と日本の伝統芸能である能楽とのコラボレーション[6]など、さまざまな形態にも取り組んでいる。
モダンチェロの演奏以外にも古楽に対する知識の必要性を感じ、バーゼル・スコラ・カントルム(古楽科)にて古楽器の第一人者であるクリストフ・コワンの教えを受けている。2018年には、ベルギーの古楽器奏者シギスヴァルト・クイケンと共演。翌年には自身の古楽アンサンブル「MUSIC AMICI」を創設。2020年には、スイス・バーゼルにて、デビューコンサートを行う。バッハ・コレギウム・ジャパンのバロックチェロ奏者としても活動を開始し、活躍の場を広げている。
コンクール歴
編集- 第2回泉の森ジュニアチェロコンクール 小学生部門銀賞
- 第4回泉の森ジュニアチェロコンクール 中学生部門銀賞
- 第7回日本演奏家コンクール 弦楽器中学生部門1位および芸術賞
- 第15回日本クラシック音楽コンクール 全国大会中学生部門にて最高位
- 第5回東京音楽コンクール チェロ部門第2位[7]
- 第4回ルーマニア国際音楽コンクール 弦楽器部門第1位およびルーマニア大使館賞
- 第80回日本音楽コンクール チェロ部門第2位[8]
- 第65回全日本学生音楽コンクール チェロ部門大学の部第1位[9]および日本放送協会賞
- トレヴィーゾ国際音楽コンクール 第1位
- インディアナポリス国際バロックコンクール 第1位[10]
受賞歴
編集- いしかわミュージックアカデミーにて IMA音楽賞
- 第13回宮崎国際音楽祭 マスタークラスにて優秀賞
- 第14回宮崎国際音楽祭 マスタークラスにて優秀賞
- 第15回宮崎国際音楽祭 マスタークラスにて優秀賞
- 第30回霧島国際音楽祭にて 霧島国際音楽賞
- The Okura Tokyoにて 第23回ホテルオークラ音楽賞[11]
- 第22回齋藤秀雄メモリアル基金賞[12]
師事歴
編集出演歴
編集ラジオ
テレビ
雑誌掲載
編集- 弦楽専門誌 ストリング
- 音楽の友[18][19](株式会社音楽之友社)
- MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
など
脚注
編集注釈・出典
編集- ^ “平成27年度 新進芸術家海外研修制度研修員一覧”. 文化庁. 2019年1月11日閲覧。
- ^ “ローム ミュージック フレンズの活躍”. ローム ミュージック ファンデーション. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Cello-Nacht Classiques!”. swissclassics. 2019年1月15日閲覧。
- ^ “2016 北九州国際音楽祭 2016/10/02 多彩な楽友たちが集う、北九州の秋の華やぎ”. クラシック音楽情報誌 ぶらあぼ. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “「バレエ・アステラス 2017」若手チェリスト上村文乃さん出演のお知らせ”. 新国立劇場. 2019年1月14日閲覧。
- ^ “横浜芸術アクション事業 Just Composed 2017 in Yokohama 〜現代作曲家シリーズ〜 能・謡×弦楽四重奏”. 横浜みなとみらいホール. 2019年1月12日閲覧。
- ^ “東京音楽コンクール 歴代入賞者”. 東京文化会館. 2019年1月11日閲覧。
- ^ “日本音楽コンクール 入賞者一覧 第71回〜80回”. 毎日新聞社. 2019年1月11日閲覧。
- ^ “全日本学生音楽コンクール 入賞者一覧 第61回〜70回”. 毎日新聞社. 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Indianapolis International Baroque Competition”. インディアナポリスバロックオーケストラ. 2022年7月27日閲覧。
- ^ “【The Okura Tokyo】若き音楽家への支援 第23回 ホテルオークラ音楽賞 受賞者決定”. PR TIMES. 2024年1月17日閲覧。
- ^ “第22回 齋藤秀雄メモリアル基金賞”. ソニー音楽財団. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “1人で何役もこなす大変な音楽会”. テレビ朝日. 2021年6月19日閲覧。
- ^ “放送2800回記念2 巨匠・坂本龍一からの伝達(メッセージ)”. テレビ朝日. 2024年1月17日閲覧。
- ^ “おんがくの おもちゃばこ おんがくは どこにでも かくれてる 概要”. NHK. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “美メロにココロ踊る! チャイコフスキー”. NHK. 2022年2月27日閲覧。
- ^ “古海行子 小林壱成 上村文乃 ピアノ&トリオ・コンサート 愛媛県新居浜市公開収録”. NHK. 2023年3月4日閲覧。
- ^ “音楽の友 2013年11月号 38頁 ONTOMO ARTISTS’BOX #17 上村文乃~世界へ羽ばたく期待のチェリスト”. 音楽之友社. 2019年1月10日閲覧。
- ^ “音楽の友 2015年11月号 169頁 People & UNA VOCE 上村文乃(山田治生)”. 音楽之友社. 2019年1月22日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
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