上新粉
上新粉(上糝粉、じょうしんこ)は、うるち米を加工した粉である[1]。
元々の表記は「上糝粉」だが、後に現在の名前に変更された。
概要
編集精白したうるち米を洗って乾燥させた後、少量の水を加えて製粉してふるいわけしたもので、主に製菓材料として使用する。非加熱の材料であり、製品にするには加熱の過程が必要となる。
目の粗いものは新粉(糝粉、しんこ)か並新粉(並糝粉、なみしんこ)といい、目の細かいものを上新粉(上糝粉、じょうしんこ)、更に細かいものを上用粉(じょうようこ)という[2]。
用途は以下の通り。
出典
編集- ^ 小林弘 & 中山篤 2015, p. 643.
- ^ a b c 「江戸楽」編集部 2021, p. 16.
- ^ 山口謠司 2015, p. 62.
- ^ 『現代用語の基礎知識』編集部 2015, p. 58.
関連項目
編集参考文献
編集- 小林弘; 中山篤 (2015). 新・読む食辞苑 [日本料理ことば尽くし]. スターティアホールディングス. p. 643. ASIN B00TY0FD4K
- 山口謠司 (2015). にほんご歳時記. PHP研究所. p. 62. ISBN 9784569825946
- 『現代用語の基礎知識』編集部 (2015). 日本のたしなみ帖和菓子. 自由国民社. p. 58. ISBN 9784426119072
- 「江戸楽」編集部 (2021). 和菓子のひみつ 楽しみ方・味わい方がわかる本 ニッポンの菓子文化超入門. メイツ出版. p. 16. ISBN 9784780425680