三陸町
日本の岩手県気仙郡にあった町
三陸町(さんりくちょう)は岩手県の南の沿岸に位置していた町。大船渡市への通勤率は22.7%(平成12年国勢調査)。2001年(平成13年)11月15日に大船渡市に編入された。
さんりくちょう 三陸町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
廃止日 | 2001年11月15日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 三陸町 → 大船渡市 | ||||
現在の自治体 | 大船渡市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
郡 | 気仙郡 | ||||
市町村コード | 03442-8 | ||||
面積 |
137.13 km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
8,322人 (住民基本台帳、2001年10月末日) | ||||
隣接自治体 | 大船渡市、釜石市 | ||||
町の木 | スギ | ||||
町の花 | ツバキ | ||||
町の鳥 | カモメ | ||||
三陸町役場 | |||||
所在地 |
〒022-0101 岩手県気仙郡三陸町越喜来字前田23番地 (現在の大船渡市三陸町越喜来字前田23番地) | ||||
外部リンク | 三陸町 (Internet Archive) | ||||
座標 | 北緯39度07分13秒 東経141度48分48秒 / 北緯39.12036度 東経141.81339度座標: 北緯39度07分13秒 東経141度48分48秒 / 北緯39.12036度 東経141.81339度 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集岩手県の南東部かつ北上山地の東側に位置し、リアス式海岸に面した水産業が盛んな町である。交通インフラが貧弱なことからかつて「陸の孤島」・「奥四ヶ浜」と呼ばれていたが、三陸鉄道南リアス線・国道45号が開通すると宮城県仙台市から青森県青森市を経由する三陸地域の大動脈の通過点となった。アワビの漁獲が盛んであり、「キッピンアワビ」と呼ばれている。[1][2]
地理
編集隣接自治体
編集災害
編集歴史
編集沿革
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行される。
- 綾里村が単独で村制施行し、気仙郡綾里村が成立。
- 越喜来村が単独で村制施行し、気仙郡越喜来村が成立。
- 吉浜村が単独で村制施行し、気仙郡吉浜村が成立。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 吉浜村、越喜来村、綾里村が合併し、気仙郡三陸村が発足。[3]
- 1957年(昭和32年)2月 - 「広報さんりく」を創刊する[3]。
- 1958年(昭和33年)10月4日 - 村章(後の三陸町章)を制定する[4][5]。
- 1960年(昭和35年)7月 - チリ地震の津波によって被害が発生する[3]。
- 1962年(昭和37年)1月 - 三陸村役場(後の三陸町役場)が完成する[3]。
-
旧・三陸町役場
撮影日不明 -
三陸町役場
1962年1月撮影
行政
編集町木・町花・町鳥
編集町章
編集三陸村制時の1958年10月4日に制定。円は合併前の三村(吉浜村・越喜来村・綾里村)と「無限」を表しており、「三陸」の「リク」を丸く図案化し、横の三つの翼は「三」を表している[4]。[5]
姉妹都市・提携都市
編集国内
編集地域
編集研究・教育施設
編集その他の施設
編集- 三陸町営火葬場
- 綾里病院
大字
編集- 吉浜
- 越喜来
- 綾里
産業
編集第一次産業
編集- 主に漁業が盛んであり、その他に農業・畜産業が盛んである。
農業
編集漁業
編集- アワビ(キッピンアワビ)
第二次産業
編集教育
編集「美しい自然を大切にする、美しい心を持ち合う」を教育目標としていた。[9]
2021年4月現在、旧町域には下記の学校が立地している。
- 北里大学三陸キャンパス
- 大船渡市立綾里小学校
- 大船渡市立越喜来小学校
- 大船渡市立吉浜小学校
交通
編集鉄道
編集路線バス
編集道路
編集出身有名人
編集脚注
編集参考文献
編集- 三陸町総務課『三陸町 三陸町合併30周年記念誌』岩手県気仙郡三陸町、1986年9月20日。
- 三陸町役場『三陸町例規集』岩手県気仙郡三陸町。