三遊亭 五九楽(さんゆうてい ごくらく、1961年7月20日 - )は、埼玉県越谷市出身の落語家、五代目円楽一門会所属。本名∶藤原 亮出囃子は『清正の虎退治』。

三遊亭さんゆうてい 五九楽ごくらく
三遊亭(さんゆうてい) 五九楽(ごくらく)
三ツ組橘は、五代目圓楽一門の定紋である。
本名 藤原ふじわら まこと
生年月日 (1961-07-20) 1961年7月20日(63歳)
出身地 日本の旗 日本埼玉県越谷市
師匠 五代目三遊亭圓楽
六代目三遊亭円楽
名跡 1. 三遊亭ちょび安
(1981年 - 1984年)
2. 三遊亭五九楽
(1984年 - )
出囃子 清正の虎退治
活動期間 1981年 -
所属 大日本落語すみれ会
→落語円楽党
→落語ベアーズ
→円楽一門会
五代目円楽一門会

来歴

編集

父は警察官警視庁警視)だった。春日部市立谷原中学校では、落語研究部に所属。1979年3月に埼玉県立越ヶ谷高等学校を卒業した。

1981年10月、五代目三遊亭圓楽に入門。入門後は三遊亭楽太郎付きとなり、実質的に楽太郎一門の教育係として総領弟子のポジションを担っていた[1]。『ちょび安』の名で初高座。

1984年10月、二ツ目に昇進。昭和59年に昇進したということで「五九楽」に改名した[2]

1992年3月に真打に昇進する。

芸歴

編集

人物

編集

入門の際、父から猛反対を受け、説得するのに2年かかった。また、警察官である父は、息子の師匠となる圓楽の思想や逮捕歴などを調べ上げ、大丈夫だということで入門の許可を出した[2]

紙切り二代目林家正楽の長男三代目桂小南春日部市立武里小学校で同級生だった。

スリムで顔が小さい。グリーンチャンネルで共演していた隣に座する女性キャスターが大きく見えないように後ろに下がって映っていたという。スリム過ぎる体型を本人も自覚しており、高座でのまくらは必ず『相変わらずの虚弱体質ですが~』で始まるが、至って健康体である。

2007年放送の中央競馬中継WEST内で、G1不的中記念として五九楽の手ぬぐい(岡部玲子のサイン入り)プレゼント企画があった。しかしこの企画に岡部は、「何でこんなのにサインしなくちゃいけないんですか」と嫌がっていたが、結局サインをし視聴者にプレゼントをした。だが五九楽と岡部のクラシックパークコンビのこの行為に「何を考えてるのですか。10万や100万の馬券が当たらなくてどうするのですか」と競馬ジャーナリストの芦谷有香(当時日曜午後WEST担当)が激怒した。

受賞歴

編集
  • 1988年1989年 平成元年度、にっかん飛切落語会努力賞受賞。
  • 1994年7月 国立演芸場花形演芸会銀賞を『船徳』にて受賞。

メディア

編集

出演番組

編集

著書

編集
  • (株)中央競馬ピーアール・センター刊行『優駿』コラム(不定期)

脚注

編集
  1. ^ 伊集院光 (2016年9月24日). “鬼軍曹”. 伊集院光 オフィシャルブログ. LINE BLOG. 2020年12月8日閲覧。 “三遊亭五九楽兄さん!この人は、正確には先代の円楽師匠の弟子なんだけど三遊亭楽太郎門下に弟子が入る前から楽太郎についていたもんだから総領弟子みたいもので のちに入る僕ら門下生の教育係で怖かったのなんの。”
  2. ^ a b c 三遊亭萬橘『落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三』ワイズ出版、2016年3月1日、143-154頁。ISBN 9784898302644 

関連項目

編集

外部リンク

編集