三越前駅

東京都中央区にある東京地下鉄の駅

三越前駅(みつこしまええき)は、東京都中央区日本橋室町にある、東京地下鉄(東京メトロ)のである。

三越前駅
A5番出入口(2020年9月)
みつこしまえ
Mitsukoshimae
地図上は新日本橋駅
東京都中央区日本橋室町二丁目2-1(銀座線)
北緯35度41分7.2秒 東経139度46分27.6秒 / 北緯35.685333度 東経139.774333度 / 35.685333; 139.774333 (東京メトロ銀座線 三越前駅)座標: 北緯35度41分7.2秒 東経139度46分27.6秒 / 北緯35.685333度 東経139.774333度 / 35.685333; 139.774333 (東京メトロ銀座線 三越前駅)
東京都中央区日本橋室町一丁目8-1(半蔵門線)
北緯35度41分5.6秒 東経139度46分23.4秒 / 北緯35.684889度 東経139.773167度 / 35.684889; 139.773167 (東京メトロ半蔵門線 三越前駅)
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
電報略号 ミコ
駅構造 地下駅
ホーム 各1面2線(計2面4線)
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]110,666人/日
-2023年-
開業年月日 1932年昭和7年)4月29日
乗入路線 2 路線
所属路線 銀座線
駅番号 G12
キロ程 5.1 km(浅草起点)
G 11 日本橋 (0.6 km)
(0.7 km) 神田 G 13
所属路線 半蔵門線
駅番号 Z09
キロ程 9.5 km(渋谷起点)
Z 08 大手町 (0.7 km)
(1.3 km) 水天宮前 Z 10
乗換 新日本橋駅JR総武快速線[1]
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駅名の由来である三越日本橋本店の地下売場と直結している。

乗り入れ路線

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銀座線半蔵門線が乗り入れ、各路線ごとに駅番号が与えられている。

  • 東京メトロ
    •   銀座線 - 駅番号はG 12
    •   半蔵門線 - 駅番号はZ 09

半蔵門線の列車は東急電鉄東武鉄道との3社直通運転を行っている。

なお、新日本橋駅と連絡しており、連絡通路を経由して東日本旅客鉄道(JR東日本)総武快速線に乗り換えることができる。

歴史

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駅構造

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銀座線・半蔵門線のいずれも島式ホーム1面2線を有する地下駅。両線は改札外連絡となり、乗り換えるためには一旦改札を出場し、「夢ロード」と呼ばれる連絡通路を経由する。東京メトロが公表している乗り換え時間の目安は5分となっている。2013年平成25年)に連絡通路の拡幅工事が完成し、従来の倍以上の幅員となった。

銀座線の駅と新日本橋駅の位置はそれほど離れていないが、新日本橋駅が地下深くにあるため、乗り換え時間の目安は4分である。また、半蔵門線の駅と新日本橋駅は銀座線の駅を挟んで反対側にあり、両駅の乗り換え時間の目安は10分とされている[注 1]

半蔵門線ホームの渋谷寄りから通じる常盤橋方面改札(B1 - B3出入口)はコンコースが完全に独立しており、銀座線や三越方面への通路とは接続していない。

トイレは従来半蔵門線の改札内に2か所設置されていたが、2007年4月に銀座線中央改札外コンコースオストメイト対応設備やベビーシートを設けた多機能トイレや幼児専用トイレが新設された。なお、半蔵門線側の押上側改札口内のトイレには多機能トイレが併設されている。

銀座線の開業時は、当駅の浅草寄りに両渡り分岐器を設置して折り返し運転を行っていた[8]。この分岐器は1934年(昭和9年)の銀座駅延伸時に片渡り線に変更された[8][9]。早朝には神田駅末広町駅に夜間留置された車両を、浅草方面へ回送するための転線に使用されている。

日本橋駅務管区三越前地域」として近隣の駅を管理している[10]

半蔵門線

半蔵門線の当駅は外堀通り(都道405号)の常盤橋交差点から中央通り国道20号)日本橋北詰交差点間の地下深くに位置し、道路の両側には東京銀行本店・別館、東洋経済ビル、三越百貨店本店新館、日本橋大栄ビル、興亜火災海上ビルなどの高層ビル(ビル名は建設当時のもの)に挟まれた幅員22 mの中央区道下に建設された[11]

駅両端にはシールドマシンの発進・到達立坑が開削工法で建設されており、シールド基地として使用後は駅施設に改装した[11]。渋谷寄り発進立坑が延長36.5 m(掘削深さ32.4 m)、押上寄り到達立坑(後述の引き上げ線シールド機の発進立坑としても使用)が延長97.2 m(掘削深さ30.4 m)、乗降場(ホーム)は地下5階部に位置し、駅部延長385.5 mのうち乗降場(ホーム)と通路となる延長251.8 mをシールド工法で施工した[12][11]

渋谷方から押上方に向かって、2本の単線シールドトンネル(トンネル外径8.0 m、最下段に掘削機(バックホー)を備えた半機械掘り式シールド機[12])を掘削後、シールドトンネル間の上部をルーフシールド機(前面に掘削機付き)で掘削し、ホーム延長218.3 m(通路部33.5 m)、幅員9.9 mの島式ホームとしたものである[11]。(めがね形駅ルーフシールド工法)。両側にあるビル群には、シールドマシンによる影響を避けるため、薬液注入による建物防護工事(地盤改良)が行われた[11]

乗降場(ホーム)は中央に半径700 mの曲線が、また押上方面に向かって8‰の上り勾配に位置している[11]。半蔵門線当駅の深さは27.8 mで、半蔵門線全駅では3番目に深い[13]。銀座線の深さは8.5 mと浅い位置を通っている[13]。東京地下鉄における「駅の深さ」とは、駅中心部における地表からレール面までの深さを表す[13]

このほか、押上方面に向かって延長282 mの複線シールドトンネルが同時に建設された[14]。これは1989年(平成元年)の開業時から翌年の水天宮前駅延伸までの期間、両渡り分岐器を設置した折り返し用の引き上げ線として使用するものであり[14][15]、延伸後は本線となった。このため、現在の4番線を降車専用ホームとして押上方面に引き上げた後、折り返して3番線に始発電車として発車していた。水天宮前延伸開業後、折り返し用の両渡り分岐器は撤去された[15]

半蔵門線ホームの駅名標の周りには、猪熊弦一郎による壁画デザインパネル「21世紀をめざす創造の街」が配置されている[16]。このデザインパネルは36枚すべてが異なるデザインとなっている。

のりば

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番線 路線 行先[17]
銀座線ホーム(地下2階)
1   銀座線 渋谷方面
2 浅草方面
半蔵門線ホーム(地下5階)
3   半蔵門線 渋谷・長津田中央林間方面
4 押上〈スカイツリー前〉久喜南栗橋方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

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銀座線ホームでは2018年平成30年)7月27日から、半蔵門線ホームでは同年9月13日から[7]スイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。曲は両ホームとも、民謡「お江戸日本橋」をアレンジしたもので、1番線と4番線のバージョンは福嶋尚哉、2番線と3番線のバージョンは塩塚博が編曲を手掛けた[6][18]

利用状況

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  • 東京メトロ - 2023年度の1日平均乗降人員110,666人である[メトロ 1]
    東京メトロ全130駅中東陽町駅に次いで23位。この値は銀座線⇔半蔵門線間の乗換人員を含まない。
    • 銀座線⇔半蔵門線間の乗換人員を含んだ、2019年度の路線別1日平均乗降人員は以下のとおりである[乗降データ 1]
      • 銀座線 - 102,335人 - 同線内では第11位。
      • 半蔵門線 - 94,665人 - 同線内では第5位。

年度別1日平均乗降人員

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近年の1日平均乗降人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[乗降データ 2]
年度 営団 / 東京メトロ
1日平均
乗降人員
増加率
1999年(平成11年) 117,241
2000年(平成12年) 118,399 1.0%
2001年(平成13年) 116,243 −1.8%
2002年(平成14年) 110,127 −5.3%
2003年(平成15年) 111,758 1.5%
2004年(平成16年) 114,963 2.9%
2005年(平成17年) 120,907 5.2%
2006年(平成18年) 122,007 0.9%
2007年(平成19年) 124,040 1.7%
2008年(平成20年) 124,040 0.0%
2009年(平成21年) 117,456 −5.3%
2010年(平成22年) 116,824 −0.5%
2011年(平成23年) 115,784 −0.9%
2012年(平成24年) 117,018 1.1%
2013年(平成25年) 120,845 3.3%
2014年(平成26年) 127,807 5.8%
2015年(平成27年) 125,491 −1.8%
2016年(平成28年) 127,157 1.3%
2017年(平成29年) 129,691 2.0%
2018年(平成30年) 132,185 1.9%
2019年(令和元年) 133,564 1.0%
2020年(令和02年) [メトロ 2]87,151 −34.7%
2021年(令和03年) [メトロ 3]87,579 0.5%
2022年(令和04年) [メトロ 4]100,581 14.8%
2022年(令和04年) [メトロ 1]110,666 10.0%

年度別1日平均乗車人員(1930年代)

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1日平均乗車人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員
年度 東京地下鉄道 出典
1932年(昭和07年) [備考 1]4,534 [東京府統計 1]
1933年(昭和08年) 6,330 [東京府統計 2]
1934年(昭和09年) 7,350 [東京府統計 3]
1935年(昭和10年) 8,450 [東京府統計 4]

年度別1日平均乗車人員(1956 - 2000年)

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年度別1日平均乗車人員
年度 銀座線 半蔵門線 出典
1956年(昭和31年) 23,624 未開業 [東京都統計 1]
1957年(昭和32年) 25,998 [東京都統計 2]
1958年(昭和33年) 25,853 [東京都統計 3]
1959年(昭和34年) 25,822 [東京都統計 4]
1960年(昭和35年) 26,567 [東京都統計 5]
1961年(昭和36年) 31,340 [東京都統計 6]
1962年(昭和37年) 31,305 [東京都統計 7]
1963年(昭和38年) 35,572 [東京都統計 8]
1964年(昭和39年) 36,719 [東京都統計 9]
1965年(昭和40年) 36,087 [東京都統計 10]
1966年(昭和41年) 34,134 [東京都統計 11]
1967年(昭和42年) 35,253 [東京都統計 12]
1968年(昭和43年) 39,908 [東京都統計 13]
1969年(昭和44年) 44,762 [東京都統計 14]
1970年(昭和45年) 49,852 [東京都統計 15]
1971年(昭和46年) 52,019 [東京都統計 16]
1972年(昭和47年) 53,795 [東京都統計 17]
1973年(昭和48年) 52,628 [東京都統計 18]
1974年(昭和49年) 52,515 [東京都統計 19]
1975年(昭和50年) 53,738 [東京都統計 20]
1976年(昭和51年) 52,647 [東京都統計 21]
1977年(昭和52年) 51,928 [東京都統計 22]
1978年(昭和53年) 50,751 [東京都統計 23]
1979年(昭和54年) 51,137 [東京都統計 24]
1980年(昭和55年) 51,868 [東京都統計 25]
1981年(昭和56年) 51,570 [東京都統計 26]
1982年(昭和57年) 49,671 [東京都統計 27]
1983年(昭和58年) 49,186 [東京都統計 28]
1984年(昭和59年) 49,926 [東京都統計 29]
1985年(昭和60年) 51,463 [東京都統計 30]
1986年(昭和61年) 53,296 [東京都統計 31]
1987年(昭和62年) 55,044 [東京都統計 32]
1988年(昭和63年) 54,803 [備考 2]14,369 [東京都統計 33]
1989年(平成元年) 50,096 17,482 [東京都統計 34]
1990年(平成02年) 49,386 20,644 [東京都統計 35]
1991年(平成03年) 47,779 21,000 [東京都統計 36]
1992年(平成04年) 46,997 22,219 [東京都統計 37]
1993年(平成05年) 45,932 21,989 [東京都統計 38]
1994年(平成06年) 44,315 21,293 [東京都統計 39]
1995年(平成07年) 42,164 20,910 [東京都統計 40]
1996年(平成08年) 41,605 20,723 [東京都統計 41]
1997年(平成09年) 40,767 20,707 [東京都統計 42]
1998年(平成10年) 40,049 20,811 [東京都統計 43]
1999年(平成11年) 38,344 19,926 [東京都統計 44]
2000年(平成12年) 38,611 20,614 [東京都統計 45]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)

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年度別1日平均乗車人員
年度 銀座線 半蔵門線 出典
2001年(平成13年) 37,710 20,901 [東京都統計 46]
2002年(平成14年) 35,923 20,534 [東京都統計 47]
2003年(平成15年) 34,541 22,096 [東京都統計 48]
2004年(平成16年) 35,247 23,677 [東京都統計 49]
2005年(平成17年) 36,060 24,732 [東京都統計 50]
2006年(平成18年) 35,885 25,784 [東京都統計 51]
2007年(平成19年) 35,874 26,964 [東京都統計 52]
2008年(平成20年) 35,378 26,082 [東京都統計 53]
2009年(平成21年) 33,970 25,616 [東京都統計 54]
2010年(平成22年) 33,641 25,687 [東京都統計 55]
2011年(平成23年) 33,339 25,550 [東京都統計 56]
2012年(平成24年) 33,587 25,677 [東京都統計 57]
2013年(平成25年) 34,715 26,638 [東京都統計 58]
2014年(平成26年) 36,721 28,008 [東京都統計 59]
2015年(平成27年) 35,675 27,842 [東京都統計 60]
2016年(平成28年) 36,052 28,348 [東京都統計 61]
2017年(平成29年) 36,586 29,156 [東京都統計 62]
2018年(平成30年) 36,888 30,079 [東京都統計 63]
2019年(令和元年) 36,582 31,036 [東京都統計 64]
備考
  1. ^ 1932年4月29日開業。
  2. ^ 開業日(1月26日)から3月31日までの計65日間を集計したデータ。

駅周辺

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COREDO室町地下通路
 
三越 日本橋本店新館
 
スルガ銀行

バス路線

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最寄りのバス停留所は、日本橋三越室町三丁目地下鉄三越前駅(A2出口)・三井記念美術館(A8出口)・日本橋室町一丁目(A4出口)・本石町一丁目新日本橋駅(A10出口)・室町二丁目(A4出口)となる。以下の路線がそれぞれの停留所に乗り入れ、東42-1系統は都営バスメトロリンク日本橋日の丸自動車興業中央区コミュニティバス日立自動車交通によりそれぞれ運行されている。

日本橋三越
室町三丁目
  • 都営バス
    • 東42-1:南千住駅西口・南千住車庫前行き/東京駅八重洲口行き
地下鉄三越前駅・三井記念美術館・日本橋室町一丁目
地下鉄三越前駅
本石町一丁目・新日本橋駅・室町二丁目

また、付近に位置するマンダリン・オリエンタル東京(日本橋三井タワー)には東京空港交通により運行されている成田空港行の空港連絡バスが乗り入れている。

駅名と三越

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銀座線ホームの壁面

一説によると、新橋への延伸を目指しながらも資金難に陥っていた東京地下鉄道に対し、目の前の中央通りに本店を構える三越が駅の出入り口と三越の店内を直結させることを条件に、駅の建設資金をほぼ全額(当時の価格で46万3000円)負担して開業させた駅であるとされる[19]

これに関し三越側では、店舗への直通出入口の設置費用を負担したという資料はあるものの、駅の建設費を全額負担したという資料は確認できないとしているが[20]、東京メトロ側は銀座線リニューアル情報サイトにおいて、三越が建設費用を全額負担したと明記している[21]

一方、三井広報委員会によれば、三越が駅の全額負担をしたのは、工事の視察をしていた当時の三井銀行筆頭常務理事であった池田成彬が三越の負担で駅を設置することを提案したためとしている[22]。このことは1934年(昭和9年)刊行の「東京地下鉄道史」にも同主旨の記述がある[23]

この経緯から、銀座線ホームの壁面には三越の「」をモチーフにした赤い3本線が引かれ、輸入タイル大理石貼りや真鍮製手摺り、日本初の駅構内エスカレーターの設置、それに当駅独自の駅名標など、三越の意向を隅々まで反映して他の駅にない異例に豪華な意匠の内装が施された[22]。また、後年開設された半蔵門線ホームの壁面デザインは三越の包装紙「華ひらく」をデザインした猪熊弦一郎の作品であるが、駅名標は他の営団→東京メトロの駅と同じものである。

なお、その後の駅施設の営団→東京メトロ管理部分の改修や、半蔵門線の駅施設の建設は、全額営団→東京メトロ側の費用負担により行われた。

東京地下鉄道では上野広小路駅松坂屋)、日本橋駅髙島屋白木屋)、京橋駅明治屋)、銀座駅松屋・三越)の5駅が駅上の百貨店等の資金提供を受けて建設されているが[24]、これらは駅名に百貨店等の屋号を入れるまでに至っていない。

半蔵門線が三越前駅までの部分開業だった時代、東京急行電鉄(現・東急および東急電鉄)は新玉川線(当時)・田園都市線と半蔵門線の直通運転を行っていたが、自社グループの東急百貨店との競合から、自社線内では「半蔵門線直通電車」や「半蔵門線方面行き電車」など行先を曖昧にしたアナウンスを行い、「三越」と呼ぶことを可能な限り避けた[25]。その後、1990年平成2年)に半蔵門線が水天宮前駅まで延伸したことで、このアナウンスは解消された[25]

隣の駅

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東京地下鉄(東京メトロ)
  銀座線
日本橋駅 (G 11) - 三越前駅 (G 12) - 神田駅 (G 13)
  半蔵門線
大手町駅 (Z 08) - 三越前駅 (Z 09) - 水天宮前駅 (Z 10)

脚注

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注釈

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  1. ^ 半蔵門線と総武快速線との乗り換えは錦糸町駅のほうが近いが、同駅では両線のコンコースを直結する階段・通路はない。

出典

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  1. ^ ●JR線と連絡会社線との乗り換え駅” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2020年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c 東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)、pp.49、59。
  3. ^ 「営団地下鉄にニューフェース 半蔵門線きょう延長開業」『交通新聞交通新聞社、1989年1月26日、3面。
  4. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  5. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  6. ^ a b 東京メトロ銀座線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年8月27日). 2021年3月31日閲覧。
  7. ^ a b 半蔵門線に初めて発車メロディを導入します 半蔵門駅、三越前駅にはその駅にゆかりのある曲を採用』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2018年9月6日。オリジナルの2018年9月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180913150400/https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20180906_87.pdf2020年3月20日閲覧 
  8. ^ a b 帝都高速度交通営団『地下鉄運輸50年史』p.218。
  9. ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』 66巻、12号、電気車研究会、2016年12月10日、巻末頁。ISSN 0040-4047 
  10. ^ 関田崇「総説:東京メトロ」『鉄道ピクトリアル』 66巻、12号、電気車研究会、2016年12月10日、17頁。ISSN 0040-4047 
  11. ^ a b c d e f 東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)、pp.376 - 377・516 - 521。
  12. ^ a b 日本トンネル技術協会『トンネルと地下』施工1980年1月号「高層ビル街でのめがね形シールド駅の施工 - 地下鉄半蔵門線・三越前駅 - 」pp.23 - 32。
  13. ^ a b c 東京地下鉄『東京メトロハンドブック2021』、pp.146 - 149。
  14. ^ a b 日本建設機械化協会『建設の機械化』1980年3月号「営団地下鉄11号線半蔵門線工事概要」pp.21 - 27。
  15. ^ a b 東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)、pp.363・540。
  16. ^ 東京地下鉄道半蔵門線建設史(渋谷〜水天宮前)、pp.594 - 595。
  17. ^ 三越前駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
  18. ^ 東京メトロ半蔵門線発車サイン音を制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ (2018年9月10日). 2021年3月31日閲覧。
  19. ^ ライフサイエンス(2005): 眠れないほど面白い鉄道雑学の本、p.228、三笠書房
  20. ^ 地下鉄銀座線の「トリビア」本当か調べてみた 「デパートが駅建設費負担」は証拠がない?”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2018年7月25日). 2019年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月30日閲覧。
  21. ^ 三越がつくった駅だから!? 三越前駅だけ企業名が付いているその理由”. 銀座線リニューアル情報サイト. 東京地下鉄 (2017年1月13日). 2019年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月30日閲覧。
  22. ^ a b 三井の資金で開設された三越前駅”. 三井広報委員会 (2016年8月5日). 2020年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月30日閲覧。
  23. ^ 『東京地下鉄道史 乾』東京地下鉄道、1934年、344-345頁。doi:10.11501 
  24. ^ ライフサイエンス(2005): 眠れないほど面白い鉄道雑学の本、p.229、三笠書房
  25. ^ a b 多摩川新聞社「東急電車 新玉川線物語」pp.82 - 83。

利用状況

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東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
地下鉄の統計データ
  1. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  2. ^ 中央区ポケット案内 - 中央区
東京府統計書
東京都統計年鑑

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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