三谷石舟古墳
三谷石舟古墳(みたにいしふねこふん)は、香川県高松市三谷町にある古墳。形状は前方後円墳。高松市指定史跡に指定されている。
三谷石舟古墳 | |
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墳丘全景(左に後円部、右に前方部) | |
所在地 | 香川県高松市三谷町 |
位置 | 北緯34度16分10.13秒 東経134度4分29.53秒 / 北緯34.2694806度 東経134.0748694度座標: 北緯34度16分10.13秒 東経134度4分29.53秒 / 北緯34.2694806度 東経134.0748694度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長88m 高さ4.5m(後円部) |
埋葬施設 | 不明(内部に刳抜式舟形石棺) |
築造時期 | 古墳時代中期初頭 |
史跡 | 高松市指定史跡「三谷石舟古墳」 |
地図 |
概要
編集高松市街地から南方、高松平野南部の尾根上に位置する古墳である[1]。古墳北側には溜め池(石舟池)が隣接する。
墳形は前方後円形で、前方部を南西方に向ける。墳丘は後円部が2段築成、前方部が1段築成[1]。墳丘長は88メートルを測るが、これは香川県内の全古墳では第4位、香川県内の前方後円墳では第3位の規模で[注 1]、高松平野では最大規模になる[1]。墳丘周囲には盾形の基壇状施設が巡らされている[1]。埋葬施設は明らかでないが、施設内部に据えられていた刳抜式の舟形石棺の棺身が、現在では後円部中央に露出する[1]。石棺型式などより、築造年代は古墳時代中期初頭頃と推定される[1]。
墳丘
編集墳丘の規模は次の通り[1]。
- 古墳総長:101メートル - 墳丘周囲の盾形の基壇状施設を含めた全長。
- 墳丘長:88メートル
- 後円部 - 2段築成。
- 直径:44メートル
- 高さ:4.5メートル
- 前方部 - 1段築成。
- 長さ:44メートル
- 幅:27メートル
- 高さ:3.6メートル
- くびれ部
- 幅:20メートル
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後円部墳頂
中央に石棺。 -
後円部から前方部を望む
埋葬施設
編集埋葬施設に関する詳細は明らかでないが、現在は後円部中央に刳抜式の舟形石棺の棺身が露出しており、施設内部にこの石棺が据えられていたことが知られる[1]。石棺の石材は国分寺町鷲ノ山産で、長さ3メートル、幅0.76メートルを測る[1]。石棺内面には頭位に石枕が形成され、外面には足側に縄掛突起が形成されている[1]。
文化財
編集高松市指定文化財
編集- 史跡
- 三谷石舟古墳 - 2014年(平成26年)3月10日指定[1]。
脚注
編集注釈
出典
参考文献
編集- 史跡説明板(三谷地区地域おこし事業推進委員会、1994年設置)
- 「三谷石舟古墳」『日本歴史地名大系 38 香川県の地名』平凡社、1989年。ISBN 4582490387。
外部リンク
編集- 三谷石舟古墳 - 高松市ホームページ