三嶋神社 (平塚市)
三嶋神社(みしまじんじゃ)は神奈川県平塚市夕陽ヶ丘に鎮座する神社。別名「湘南のえびすさま」。
三嶋神社 | |
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拝殿正面より | |
所在地 | 神奈川県平塚市夕陽ヶ丘60-27 |
位置 | 北緯35度19分30秒 東経139度21分31秒 / 北緯35.32500度 東経139.35861度 |
主祭神 | 大山祇神、事代主大神 |
社格等 | 旧村社 |
創建 | 不明 |
別名 | 湘南のえびすさま |
例祭 | 7月下旬 |
祭神
編集歴史
編集平安時代に伊予国大三島の大山祇神社(伊予三島社)を勧請し創建という[1]。周辺には河野姓の分布も見られる。平安時代の別当寺長楽寺の古文書に「薬師、三嶋明神の本地仏なり」の記録がある。
永禄9年(1566年)には小田原北条氏の保護を受けた。江戸時代には、伊豆、安房の住人を始め、海路の大山詣ででは平塚須賀港で上陸すると、当神社に道中安全を祈願する習わしであった[2]。
天保12年(1841年)成立の新編相模国風土記稿時点では、主祭神を大山祇神とし、相殿に貴船山王[3]。末社として、金比羅、淺間、熊野、稲荷、辨天(弁天)、不動堂、石二王があった[4]。
明治の初め伊豆三島神社(現:三嶋大社)より事代主神を勧請・合祀し、現在の形となった[1]。三嶋大社が、主祭神を大山祇神から事代主神に変更したのが明治6年(1873年)であるため(後に再度変更)、これ以降の勧請となる。
境内社
編集- 伊邪那岐社
- 弁天社
- 厄神社
- 石神社
祭事
編集- 1月第3日曜日 - 新春えびすまつり
- 福笹が授与され、この招福縁起物一年間飾ることによって開運招福を導くとされる。また特設舞台からの福男・福女による福餅まきが行われる。
- 3月27日 - 里神楽祭(境内社伊邪那岐社)
- 7月第3土曜日,日曜日 - 例大祭(須賀のまつり)
- かつては須賀千軒と言われるほど賑わった須賀の町の祭り。盛大に行われかつては7日~12日までといつまでも続けられたため、「須賀の入梅祭り」「須賀の長まつり」と言われ、5台の山車を先頭に御輿が浜入りを行った。その後深夜三嶋神社に還った。
- 現在は大御輿を中心に2日間各町内を渡御した後浜降祭、子供達のパレード、山車太鼓、町内御輿に導かれ大御輿が宮入をする。
- 10月中旬 - 戦没者慰霊祭
- 11月 - 鞴祭り
- 12月23日 - 歳の市(だるま市)
- 12月29日 - 大祓式・鎮火祭
参考
編集- 平塚三嶋神社由緒