三ノ沢駅
日本の領有下の樺太大泊郡千歳村にあった鉄道省の駅
三ノ沢駅(さんのさわえき)は、樺太大泊郡千歳村に存在した鉄道省樺太東線の駅。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部のトレーチヤ・パーチ駅(о.п. Третья Падь)である。「トレーチヤ・パーチ」とはロシア語で「第三の谷」を意味する。
トレーチヤ・パーチ駅 三ノ沢駅 | |
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ホーム | |
о.п. Третья Падь | |
所在地 |
ロシア 極東連邦管区サハリン州 コルサコフ地区 |
駅番号 | 99002 |
所属事業者 |
ロシア鉄道 極東鉄道支社サハリン地域部 |
駅種別 | 貨物駅 грузовая |
駅名変遷 |
1906年-1911年 : トレーチャ=パーチ 1911年-1946年 : 三ノ沢(さんのさわ) |
所属路線 | コルサコフ - ノグリキ線 |
キロ程 | 10.7 km(コルサコフ港起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1906年12月1日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
歴史
編集- 1906年(明治39年)12月1日 - 軍需輸送を目的に600mm軌間の軍用軽便鉄道のコルサコフ駅(楠渓町駅) - ウラジミロフカ駅(豊原駅)間(43.3km)に開通により開業。当時の駅名はトレーチャ=パーチ。
- 1907年(明治40年)
- 1910年(明治43年)11月3日 - 1067mm軌間に改軌。
- 1911年(明治44年)3月29日 - 三ノ沢駅に改称[1]。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化により、鉄道省(国有鉄道)に編入。
- 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
- 1946年(昭和21年)
- 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
- 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「トレーチヤ・パーチ」(第三の谷)
現在の駅構造
編集運行状況
編集現在
編集- ピャーチ・ウグロフ - ユジノサハリンスク間の近郊列車(Д2系気動車列車、コルサコフ方面1本・ユジノサハリンスク方面2本)が平日のみ停車する。
駅周辺
編集- 千歳村役場
- 三ノ沢国民学校
隣の駅
編集1945年当時
編集現在
編集- ロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部
- コルサコフ-ノグリキ線
- エレクトリーチカ(各駅停車)
- エスエヌティー・ルィブニク停留所 - トゥレーチヤ・パーチ駅 - ソロヴィヨフカ停留所
- エレクトリーチカ(各駅停車)
※朝に運行される6017列車はエレクトリーチカであるが、当駅を通過する。
脚注
編集外部リンク
編集- トレーチヤ・パーチ駅時刻表(ヤンデックス乗換案内)