万引少年
万引少年(まんびきしょうねん)は、1979年11月下旬に日本で発表されたPET 2001用ゲームソフト[1]。世界初のステルスゲーム。後にMZ-80K2/C/E、PC-6001、HC-20等に移植された。開発は鈴木浩(東大マイコンクラブ)。
ジャンル |
ステルスゲーム クライムアクションゲーム |
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対応機種 | PET 2001 |
デザイナー | 鈴木浩 |
人数 | 1人 |
メディア | カセットテープ |
発売日 |
1979年11月下旬 |
概要
編集ゲームの目的は主人公の「万引少年A」を操作し、深夜営業のスーパー・ストア(オリジナルではセブンイレブインという名称[1])で閉店時間までにすべての商品を万引することである。文部省から派遣された監視員Kが見張っており、彼に万引するところを見つかったり、閉店時間を過ぎると、監視員に捕まって警察へと連行される。
最初は1979年の東京大学の駒場祭において、ゲーム開発事業部企画「熱中時代・ゲーム編」に出展するために開発されたPET用ゲームである。非常に人気があり、72時間動き放しだった。ちなみに「万引少女」というゲームも出展し、こちらは喋ったらしい[1]。
登場キャラクター
編集- 万引少年A
- 主人公。プレイヤーから依頼を受け、深夜営業のスーパー・ストアで万引きをする少年。
- 監視員K
- 文部省から派遣された監視員で、万引少年Aを捕まえようと張り込みをしている。本名は菊山。
- 文部省
- 万引少年の存在を知り、監視員を派遣した組織。
移植版
編集No. | タイトル | 発表日 | 対応機種 | 作者 | 掲載雑誌 | 備考 |
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1 | 万引少年 | 1980年2月号 |
PET 2001 | 鈴木浩 | 雑誌RAM[2] | |
2 | 万引少年ゲーム | 1982年1月号 |
MZ-80K2/C/E | 渡辺秀幸[3] | ラジオの製作付録ベーシックマガジン | |
3 | 移植版万引き少年ゲーム | 1982年7月号 |
PC-6001 | 吉田敏博[3] | マイコンBASICマガジン[4] | |
4 | 移植版万引少年ゲーム | 1982年8月 |
PC-6001はるみのゲーム・ライブラリー | |||
5 | 1983年10月号 |
HC-20 | マイコンBASICマガジン[5] |
脚注
編集- ^ a b c “UTMC - 活動成果 - ソフトウェア”. www.utmc.or.jp. 東大マイコンクラブ. 2020年4月14日閲覧。
- ^ 廣済堂、雑誌RAM 1980年2月号、73-77頁
- ^ a b マイコンBMFAN、2010ver.1.0、平成22年、13頁
- ^ “PC-6001用 移植版万引き少年ゲーム ベーマガ投稿プログラム”. www.north-wind.ne.jp. 2020年4月14日閲覧。
- ^ “HC-20用 移植版万引少年ゲーム ベーマガ投稿プログラム”. www.north-wind.ne.jp. 2020年4月14日閲覧。