一橋斎艶長
江戸時代末期~明治の浮世絵師
来歴
編集歌川芳艶の門人。『浮世絵師便覧』(飯島半十郎著)によれば芳艶門人として明治期に活動したとされるが、俗名や経歴については不明。作は他の絵師たちとの合作による「東海道名所之内」が知られるのみである。これは歌川国芳の三回忌にあたる文久3年(1863年)に版行された揃物の錦絵で、師の芳艶とともに参加している。
作品
編集- 「東海道名所之内 白鳥明神」 大判錦絵 国立国会図書館所蔵 ※太田記念美術館にも所蔵
- 「東海道名所之内 桶狭間」 大判錦絵 千葉市美術館所蔵
参考文献
編集- 飯島半十郎(虚心) 『浮世絵師便覧』 1893年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。23コマ目。
- 太田記念美術館編 『歌川国芳とその一門展』 太田記念美術館、1990年