ヴェルフ1世 (リンツガウ伯)
ヴェルフ1世(ドイツ語:Welf I., ? - 876年以前)は、シュヴァーベン系ヴェルフ家の祖。9世紀にボーデン湖畔において存在が確認されている[1]。
ヴェルフ1世 Welf I. | |
---|---|
リンツガウ伯 | |
在位 | 842/50年 - 876年以前 |
死去 |
876年以前 |
子女 | エティコ |
家名 | 古ヴェルフ家 |
父親 | オセール伯コンラート1世 |
母親 | アデライード・ド・トゥール |
生涯
編集両親については不明であるが、オセール伯コンラート1世(862年没)とアデライード・ド・トゥール(866年以降没)の息子とも、コンラート1世の弟ポンティユー伯ルドルフ(866年没)とロデュナの息子(ルドルフには881年に死去したヴェルフという名の別の息子がいるが)とも考えられている。
10世紀におけるシュヴァーベン系ヴェルフ家の血族関係が定かではないため、エティコ(911年以降没)がヴェルフ1世の息子であることも証明されておらず、その可能性が高いというだけである。しかし、ここで注目すべきは、ヴェルフ1世の母親と思われるアデライード・ド・トゥールがエティション家の出身であるということである。
ヴェルフ1世は、842/50年からボーデン湖畔のリンツガウ伯、852/8年よりシュヴァルツヴァルト南部のアルプガウ伯であった。
脚注
編集- ^ Lexikon des Mittelalters. Band VIII, Spalte 2147, Welfen
参考文献
編集- Detlev Schwennicke: Europäische Stammtafeln. Band III.4, 1989, Tafel 736, und Band I.1, 2005, Tafel 17