ヴェオリア・ウォーター
ヴェオリア・ウォーター(英語: Veolia Water、仏語: ヴェオリア・オー)は、フランスの多国籍総合環境サービス会社ヴェオリア・エンバイロメント(仏語: ヴェオリア・アンビロンヌマン)の水処理事業部門会社。
概要
編集種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒108-0022 東京都港区海岸3-20-20 ヨコソーレインボータワー11階 |
設立 | 2002年5月1日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 |
上水・下水処理施設の運転維持管理 再生エネルギー事業 |
代表者 | 代表取締役社長 クリスチャン・ジェルサレ |
資本金 | 89億8200万円(2017年12月31日時点)[1] |
売上高 | 35億2300万円(2017年12月31日時点)[1] |
営業利益 | ▲9億8000万円(2017年12月31日時点)[1] |
経常利益 | ▲2億2600万円(2017年12月31日時点)[1] |
純利益 | 2300万円(2017年12月31日時点)[1] |
純資産 | 8億7500万円(2017年12月31日時点)[1] |
総資産 | 184億4900万円(2017年12月31日時点)[1] |
従業員数 | 約3,600名(連結) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | ヴェオリア・エンバイロメント |
主要子会社 | 西原環境、ヴェオリアジェネッツ |
外部リンク | http://www.veolia.jp/ |
ヴェオリアは、フランスリヨン市で1853年に創業したジェネラルデゾー社が母体となった水道事業者。フランス共和国の第二帝政時代、ナポレオン三世の勅令によって誕生した都市部の水道システムを運営する民間企業[2]。
世界におけるヴェオリア
編集世界で合わせて9万5000人の従業員を抱え、66の国で水事業を展開、1億3900万人の住民に上水道・下水道サービスを提供している。他にも企業向けの工業用水処理事業や、ブラジル沖でペトロブラスとの共同で石油採掘・生産事業に参加をしている。 2009年時点での売上高は12.5億ユーロ、2013年の売上の構成比をみると72.9%はヨーロッパ地域からの売上で、そのほか7.4%をアメリカ地域から、中東・アフリカ・インド地域から8.5%、アジア・太平洋地域から11.2%となっている。
2020年現在、事業の柱は、水・廃棄物・エネルギーの3点になる。 浄水事業では、全世界で3,362カ所の浄水場を管理し、9,500万人に水道サービスを提供。また、2,737カ所の下水処理場を管理し、6,200万人に下水処理サービスを提供している。
廃棄物処理では、46万4,948の法人顧客を持ち、685カ所の廃棄物処理場を管理。4,000万人を対象にごみ収集サービスを提供し、4,700万トンの廃棄物を処理した。
そして、発電事業では、611カ所の地域冷暖房ネットワークを管理し、4,300万MWhのエネルギーを生産した。
総従業員数は約17万9,000名、売上高は260億1,000万ユーロとなっている。
2020年2月、中期経営戦略IMPACT2023を発表し、エコロジカル・トランスフォーメーションのベンチマーク企業、意訳すると、環境意識の転換を惹起させる指標になる企業となることを目標に掲げている。
日本におけるヴェオリア
編集ヴェオリアは、複数の事業会社で水、廃棄物処理、エネルギーの3事業を展開している。
水事業
編集自治体向けに、プラントの建設から維持管理、料金の徴収業務まで包括的なサービスを提供している。グループ会社の西原環境が主に上下水道施設向けソリューションを提供している。 また、ヴェオリア・ジェネッツの水処理技術部門(旧昭和環境システム)が民間企業向けソリューションを提供。
廃棄物処理事業
編集産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の処理について、量の多寡に拘わらず収集・処理するサービスを提供。
エネルギー事業
編集低品質の木材等を燃料として活用する木質バイオマス発電所や、下水汚泥処理のプロセスから発生する消化ガスを活用したバイオガス発電所の運転維持管理業務を行っている。
脚注
編集- ^ a b c d e f g ヴェオリア・ジャパン株式会社 第16期決算公告
- ^ 橋下淳司 (2021年5月17日). “世界「3大水メジャー」がついに「一強」になった歩みと今後の展開や懸念”. Yahoo!Japan. 2022年6月5日閲覧。