ヴィオラ・アムヘルト

スイスの政治家

ヴィオラ・アムヘルト: Viola Amherd1962年6月7日 - )は、スイス政治家、元弁護士中央党(旧スイスキリスト教民主党)所属。2005年から2018年まではヴァレー州選挙区の国民議会議員を務めた。スポーツ担当参事(スポーツ相)、2023年度の連邦副大統領を務めており、2024年度は連邦大統領を務める。

ヴィオラ・アムヘルト
Viola Amherd
スイスの旗 スイス連邦大統領
就任
2024年1月1日
副大統領カリン・ケラー=ズッター
前任者アラン・ベルセ
スイスの旗 スイス連邦副大統領
任期
2023年1月1日 – 2023年12月31日
大統領アラン・ベルセ
前任者アラン・ベルセ
後任者カリン・ケラー=ズッター
国防・国民保護・スポーツ担当連邦参事
就任
2019年1月1日
前任者ギー・パルムラン
スイスの旗 スイス連邦連邦参事会参事
就任
2019年1月1日
前任者ドリス・ロイトハルト
個人情報
生誕 (1962-06-07) 1962年6月7日(62歳)
スイスヴァレー州ブリーク
政党スイスキリスト教民主党( - 2021年)
中央党(2021年 - )

来歴

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1962年に2人姉妹の長女として誕生[1]フリブール大学で法学を学び、1987年弁護士の資格と1990年公証人の資格を取得した[2]1991年から2018年までは法律事務所を経営の傍、連邦人事控訴委員会(現・連邦裁判所ドイツ語版)の非常勤判事として勤務。1992年から3年間はブリーク市議会議員、2000年から12年に渡って、ブリーク市長を務めた。2005年5月から2018年12月まで、ヴァレー州代表の国民議会議員に選出された。2005年から数年間はBLS取締役会メンバーを務めている[3]

2018年10月4日には連邦参事会のメンバーであったドリス・ロイトハルトの退任に伴い、アムヘルトは連邦参事会選挙に立候補し[4]、同年12月5日の選挙当日、244票中148票で連邦議会によって、カリン・ケラー=ズッターと共に連邦参事会メンバーに選出された[5]。ヴァレー州代表としては初の女性参事であった[6]

2019年10月22日に行われた即位礼正殿の儀ではスイス代表として来日し、参列した[7][8]2022年にはロシアのウクライナ侵攻を受け、国際オリンピック委員会会長のトーマス・バッハに書簡を通じて、ロシア及びベラルーシ選手の大会出場停止を要請した[9]2022年12月7日に連邦議会での大統領選挙でアムヘルトが2023年度の連邦副大統領に選出され[10]、2023年12月13日には2024年度の連邦大統領に選出された(204票中158票を獲得)[11]

人物

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国内の利益を優先しているため、主に保守派から支持を得ている。独身で妹と2人暮らしをしながら、シングルマザーであった妹の育児を支援してきた[12]

脚注

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外部リンク

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公職
先代
ドリス・ロイトハルト
スイス連邦参事
2019年 –
現職
先代
アラン・ベルセ
スイス連邦大統領
2024年 -
先代
ギー・パルムラン
国防・スポーツ担当連邦参事
2019年 -
先代
アラン・ベルセ
スイス連邦副大統領
2023年
次代
カリン・ケラー=ズッター