ヴァリック・ストリート
ヴァリック・ストリート (Varick Street) はニューヨーク市マンハッタンを南北に走る通りである。車線は南行きの一方通行である。ヴァリック・ストリートの北端はウエスト・ヴィレッジのクラークソン・ストリート (Clarkson Street) であり、それより北は南7番街となる。その南端はトライベッカのレオナード・ストリートのすぐ南のウエスト・ブロードウェイと合流する地点である。途中でハドソン・スクエアを通る。途中で横切る主な東西方向の通りはハウストン・ストリートおよびキャナル・ストリートなどである。 ヴァリック・ストリートの右二車線はブルーム・ストリートとの交差点からはホランド・トンネルに入る車専用の車線となる。この地点はラッシュアワーには渋滞ポイントとなっている。
所在地 | ニューヨーク市マンハッタン |
---|---|
座標 | 北緯40度43分25秒 西経74度00分22秒 / 北緯40.7236度 西経74.0061度座標: 北緯40度43分25秒 西経74度00分22秒 / 北緯40.7236度 西経74.0061度 |
北端 | 7番街 |
南端 | ウエスト・ブロードウェイ |
歴史
編集ヴァリック・ストリートは初期のニューヨーク州議会議員かつ1789年から1801年までニューヨーク市長を務めたリチャード・ヴァリックから取られている。彼はこの辺りの不動産を所有していた[1]。
ヴァリック・ストリートの道幅は1917年の7番街の延伸の期間に拡張された。この拡張プロジェクトによってセント・ジョンズ教会などの多くの古い建物が解体された。こうして、ミッドタウンとロウワー・マンハッタンを結ぶ新しい自動車道が開通することとなった[2]。このプロジェクトにより、IRTブロードウェイ-7番街線の建設につながった。
交通機関
編集ダウンタウンM20バス路線はヴァリック・ストリートの全区間にまたがっている。また、クロスタウンM21バスは、西行きではハウストン・ストリートとの交差点で、東行きではスプリング・ストリートとの交差点でヴァリック・ストリートを横切る。
地下鉄IRTブロードウェイ-7番街線(12線)のハウストン・ストリート駅、キャナル・ストリート駅およびフランクリン・ストリート駅はヴァリック・ストリート上に位置している。
ランドマーク
編集- 1853年、ハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク(後にヘンリー・スタインウェイに改名)[3]は、スタインウェイ・アンド・サンズのアメリカにおける最初の工場をヴァリック・ストリート 85の背後にあるロフト内に立ち上げた[4]。
脚注
編集- ^ “Downtown Street Names and the Stories They Tell”. Lower Manhattan Construction Command Center (December 27, 2004). August 22, 2007閲覧。 “7番街をクラークソン・ストリート以南へ拡張する際、その通りの名前は1791年から1801年までニューヨーク市長を務めたリチャード・ヴァリックから取られた。”
- ^ “Seventh Avenue Extension Will Create Great Business Revival in Old Greenwich”. The New York Times: p. X9. (September 24, 1911) May 29, 2010閲覧。
- ^ Panchyk, Richard (2008). German New York City. Arcadia Publishing. p. 50. ISBN 978-0-7385-5680-2
- ^ Goldenberg, Susan (1996). Steinway: From glory to controversy; the family, the business, the piano. Oakville, Ontario: Mosaic Press. p. 20. ISBN 978-0-88962-607-2
外部リンク
編集- 7th Avenue With Varick Street: A New York Songline – ヴァーチャル・ウォーキング・ツアー