ロック製菓
ロック製菓株式会社(ロックせいか)は、東京都千代田区に本社を置く菓子メーカー。純粋チョコレートを使用したチョコレートを中心に製造販売しており、主力商品である金貨の形を模した「コインチョコレート」はロック製菓の登録商標である[1][2][3]。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目11-2 ロックビル |
設立 | 1958年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 1010001032478 |
事業内容 | チョコレートを中心とした菓子製造販売 |
代表者 | 吉村 健一 |
資本金 | 1100万円 |
外部リンク | ロック製菓株式会社 |
概要
編集1928年、吉村桃一がチョコレートを主力とする菓子製造販売会社として創業[1]。戦後まもない一時期、チョコレートは高級菓子とされていたが、カカオ豆の価格急落で大量の在庫を抱える羽目になった際、廉価で販売するために裸のチョコレートをかち割りの形で客の前で計量し、そのまま袋に入れて渡すという販売を行う[1]。元々はカカオ豆を売りさばくための苦肉の策だったが、会社の窮地を救うとともに人気を博し、このかち割りチョコは「ぶっかきチョコ」「ブロックチョコ」、会社は「ぶっかきさん」「ブロックさん」と呼ばれるようになる[1]。やがてブロックの「ブ」が取れて「ロックさん」に、最終的に「ロック製菓」という社名になった[1]。
1955年に誕生した「コインチョコレート」は、主にキヨスクや駅ビルを直売店としていたが、国鉄の民営化や仕入れの変化等により撤退[1]。テーマパークや土産店など約100社で取り扱われている他、宮内庁売店では菊花紋章を施したコインチョコレートが販売されている[3][4]。記念品やイベント等の用途に応じて、オリジナルデザインのコインチョコレートを作ることもできる[5]。
また、原料から仕入れて自社工場で製造する仕組みを活用し、動物由来やアルコール由来の成分を添加しないチョコレートを製造。2014年10月、日本アジアハラール協会で初のハラル認証を取得した[3][2]。
2015年7月、千葉商科大学商経学部と産学連携協定を締結し、学生出資による株式会社設立、商品開発、プロモーション、販売等の協働事業を行うことを発表[2]。2016年3月に千葉商科大学商経学部、山形県立米沢商業高等学校と共同開発したチョコレート菓子『SANUS (サーヌス) チョコレート』を発売した[6]。
主な商品
編集- メモリアルコインチョコレート(A、B)
- コインチョコレート(直径28mm、38mm、58mm)
- MITE(チョコっとサラミ)
- 取扱い中止
- おこしチョコ
- 胡麻チョコ
脚注
編集- ^ a b c d e f “「イニシエーション スピーチ」4月11日卓話要旨 吉村 健一会員”. 最近の卓話. 東京神田ロータリークラブ (2013年5月8日). 2016年4月13日閲覧。
- ^ a b c 『千葉商科大学商経学部学生が株式会社設立へ ロック製菓株式会社との産学連携協定を締結』(プレスリリース)共同通信 PRワイヤー、2015年7月28日 。2016年4月13日閲覧。
- ^ a b c “ちょっと訪問/ロック製菓-チョコ、ハラルにも対応”. 中小企業ニュース. J-NET 21 (2016年3月23日). 2016年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月13日閲覧。
- ^ “宮内庁内売店”. ヒトサラ. 2016年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月13日閲覧。
- ^ “オリジナルコインチョコレート”. ロック製菓. 2016年4月13日閲覧。
- ^ “千葉商科大学商経学部がビジネスに挑む「SANUSチョコレート」発売決定”. 共同通信社. (2016年2月29日) 2016年4月13日閲覧。