ロジャー・バーナディーナ

ロジャーベン・アージェロ・バーナディーナRogearvin Argelo Bernadina, 1984年6月12日 - )は、オランダ領アンティルキュラソー島ウィレムスタッド出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。

ロジャー・バーナディーナ
Roger Bernadina
キュラソー・ネプテューヌス
ニューヨーク・メッツ時代
(2016年)
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
出身地 オランダ領アンティルの旗 オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現:キュラソーの旗 キュラソー
生年月日 (1984-06-12) 1984年6月12日(40歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2001年 アマチュアFA
初出場 MLB/ 2008年6月29日
KBO/ 2017年3月31日
CPBL/ 2019年5月22日
最終出場 KBO/ 2018年10月13日
CPBL/ 2019年6月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム オランダの旗 オランダ
WBC 2013年2023年
プレミア12 2019年
獲得メダル
男子 野球
オランダの旗 オランダ
ヨーロッパ野球選手権大会
2016 野球
2019 野球

経歴

編集

2001年、アマチュア・フリーエージェントでモントリオール・エクスポズに入団。

2008年6月28日ラスティングス・ミレッジの故障に伴い昇格。6月29日にメジャーデビューを果たし、初打席で安打を放った。

2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)オランダ代表に選出された[1]。シーズンでは8月19日にナショナルズから自由契約となった[2]8月21日フィラデルフィア・フィリーズと契約した[3]。オフの10月17日にFAとなった。

2014年1月31日シンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[4]3月30日にレッズとメジャー契約を結んだ[5]。開幕後は23試合に出場したが、打率.143と低迷し、5月3日DFAとなり[6]5月5日にAAA級ルイビル・バッツへ降格した[7]5月6日にレッズと再びメジャー契約を結んだ[8]。再昇格後は21試合に出場したが、打率は1割台から復調せず、6月21日に再びDFAとなり[9]6月27日に自由契約となった[10]7月8日ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[11]。9月2日に第1回フランス国際野球大会オランダ代表に選出された[12]。同大会でオランダ代表は初代優勝国となった[13]。大会終了後の12日に第33回ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表が発表されたが、MLBとの都合上メンバーには選出されていない[14]。帰国後、メジャーに昇格して数試合に出場した。オフにフリーエージェントとなった[10]。11月30日にベネズエラウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルに参加し、ティブロネス・デ・ラ・グアイラに所属することとなった[15]。12月24日に、コロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[16]

2015年スプリングトレーニングに招待選手として参加した。同年はAAA級アルバカーキ・アイソトープスに所属した[10]。11月6日にFAとなった[10]

2016年2月8日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]。オフの9月7日に第34回ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表に選出された[18]。同大会で優勝を果たした[19]。12月1日に韓国プロ野球起亜タイガースと契約した。KIAでの登録名は「ボナディナ(버나디나)」。

2017年8月3日のKTウィズ戦にて韓国プロ野球史上22人目(24回目)のサイクルヒットを達成。2018年限りで退団。

2019年3月30日、BCリーグ石川ミリオンスターズへの入団が発表された[20]。しかし、公式戦の出場がないまま退団し、4月18日に台湾プロ野球Lamigoモンキーズへの入団が発表された。6月30日に解雇となった。7月16日にメキシカンリーグラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約。

2020年はオランダ・ホーフトクラッセクイック・アメルスフォールトでプレー。

2021年はホーフトクラッセのキュラソー・ネプテューヌスと契約。

詳細情報

編集

年度別打撃成績

編集
















































O
P
S
2008 WSH 26 86 76 10 16 1 1 0 19 2 4 3 1 0 9 0 0 21 3 .211 .294 .250 .544
2009 3 5 4 1 1 1 0 0 2 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 .250 .400 .500 .900
2010 134 461 414 52 102 18 3 11 159 47 16 2 2 6 35 1 4 93 3 .246 .307 .384 .691
2011 91 337 309 40 75 12 2 7 112 27 17 3 2 0 22 1 4 63 7 .243 .301 .362 .664
2012 129 261 227 25 66 11 0 5 92 25 15 3 3 1 28 3 2 53 2 .291 .372 .405 .777
2013 85 167 152 18 27 6 1 2 41 6 3 0 1 0 12 1 2 44 4 .178 .247 .270 .517
PHI 27 83 75 8 14 4 1 2 26 5 1 0 1 0 4 0 3 21 0 .187 .256 .347 .603
'13計 112 250 227 26 41 10 2 4 67 11 4 0 2 0 16 1 5 65 4 .181 .250 .295 .545
2014 CIN 44 71 59 3 9 3 0 0 12 5 2 1 1 0 10 0 1 16 2 .153 .286 .203 .489
LAD 9 9 7 2 2 0 0 1 5 4 0 0 0 0 0 0 2 3 0 .286 .444 .714 1.159
'14計 53 80 66 5 11 3 0 1 17 9 2 1 1 0 10 0 3 19 2 .167 .304 .258 .561
2017 起亜 139 621 557 118 178 26 8 27 301 111 32 7 3 9 41 2 11 112 9 .320 .372 .540 .912
2018 131 590 513 106 159 25 3 20 250 70 32 13 3 1 63 3 10 103 9 .310 .395 .487 .882
MLB:7年 548 1480 1323 159 312 56 8 28 468 121 59 12 11 7 121 6 18 315 21 .236 .307 .354 .661
KBO:2年 270 1211 1070 224 337 51 11 47 551 181 64 20 6 10 104 5 21 215 18 .315 .383 .515 .898
  • 2018年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績

編集
















































2013 オランダ 6 25 22 1 3 1 0 0 4 3 0 0 1 0 1 0 1 0 0 .136 .208 .182
2023 4 16 12 2 2 0 0 0 2 0 2 0 0 0 3 0 1 4 1 .167 .375 .167

WBSCプレミア12での打撃成績

編集
















































2019 オランダ 3 10 6 1 1 0 0 1 4 1 0 1 0 0 4 0 0 1 0 .167 .500 .667

背番号

編集
  • 7 (2008年)
  • 2 (2008年 - 2012年)
  • 33 (2013年)
  • 3 (2013年)
  • 15 (2014年)
  • 18 (2014年)
  • 50 (2017年 - 2018年)
  • 55 (2019年)
  • 27 (2019年)

代表歴

編集

脚注

編集
  1. ^ 2013 Tournament Roster” (英語). WBC公式サイト. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月20日閲覧。
  2. ^ Steve Adams (2013年8月21日). “Nationals Release Roger Bernadina” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年2月8日閲覧。
  3. ^ “Phillies sign OF Roger Bernadina” (英語). Associated Press. ESPN. (2013年8月21日). http://espn.go.com/mlb/story/_/id/9590108/philadelphia-phillies-sign-former-nationals-roger-bernadina 2016年2月8日閲覧。 
  4. ^ Mark Sheldon (2014年1月31日). “Bernadina latest Minors signing by Reds” (英語). MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  5. ^ "Reds 2014 Opening Day roster" (Press release) (英語). MLB.com (Cincinnati Reds). 30 March 2014. 2016年2月9日閲覧
  6. ^ Andy Call (2014年5月3日). “Schumaker activated from disabled list”. MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  7. ^ Mark Sheldon (2014年5月5日). “Bruce has knee surgery, could be out up to a month”. MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  8. ^ Mark Sheldon (2014年5月6日). “Bruce has knee surgery, could be out up to a month”. MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  9. ^ Manny Randhawa (2014年6月21日). “Contreras pitches perfect ninth in debut”. MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  10. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照
  11. ^ Aaron Gleeman (2014年7月7日). “Dodgers sign Roger Bernadina”. Hardball Talk. NBC Universal. 2016年2月9日閲覧。
  12. ^ Roger Bernadina in EK-selectie Nederland” (オランダ語). de Nederlandse honkbalsite (2014年9月2日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月20日閲覧。
  13. ^ Nederland wint France International Baseball Tournament” (オランダ語). KNBSB (2014年9月10日). 2015年3月20日閲覧。
  14. ^ Nederlands honkbalteam opent EK tegen Kroatië” (オランダ語). The Royal Dutch Baseball and Softball Association official site (2014年9月11日). 2015年3月20日閲覧。
  15. ^ Bernadina voor wintercompetitie naar Venezuela” (オランダ語). de Nederlandse honkbalsite Rogier van Zon (2014年11月30日). 2015年3月20日閲覧。
  16. ^ Contract voor Bernadina bij Rockies” (オランダ語). de Nederlandse honkbalsite (2014年12月25日). 2015年3月20日閲覧。
  17. ^ Adam Rubin (2016年2月9日). “Mets sign Roger Bernadina to minor league deal” (英語). ESPN. 2016年2月9日閲覧。
  18. ^ Bernadina voor EK terug in nationale ploeg Honkbalsite | Honkbalnieuws uit Nederland (オランダ語) (2016年8月25日) 2016年9月2日閲覧
  19. ^ Netherlands win European Championship 2016 The official site of Confederation of European Baseball (英語) (2016年9月18日) 2016年11月8日閲覧
  20. ^ 新入団選手のお知らせ 石川ミリオンスターズ公式ページ 2019年3月30日

関連項目

編集

外部リンク

編集