ロシアンエンペラー

アイルランド生産の香港調教馬

ロシアンエンペラー(Russian Emperor)は、アイルランド生産の香港調教馬である。主な勝ち鞍は2022年香港ゴールドカップ、2022年・2023年香港チャンピオンズ&チャターカップ、2023年エミールトロフィー

ロシアンエンペラー
欧字表記 Russian Emperor
香港表記 將王
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2017年4月6日(7歳)
Galileo
Atlantic Jewel
母の父 Fastnet Rock
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Coolmore, Lauri Macri & Partners
馬主 Mike Cheung Shun Ching
調教師 Aidan Patrick O'Brienアイルランド
Doudglas J.Whyte香港
競走成績
生涯成績 36戦6勝[1]
獲得賞金 4878万298HK$
勝ち鞍
G1 香港ゴールドカップ 2022年
G1 香港チャンピオンズ&チャターカップ 2022年・2023年
G1 エミールトロフィー[注 1] 2023年
G3 ハンプトンコートステークス 2020年
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戦績

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2歳(2019年)

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7月20日にカラ競馬場の未勝利戦でデビューして3着。2歳はこの1戦のみだった[2]

3歳(2020年)

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3月30日のネース競馬場の未勝利戦で初勝利を挙げる[2]

6月9日のアイリッシュダービートライアルステークスでは2着と好走[3]。続く17日のハンプトンコートステークスでは勝利を挙げてグループ競走初勝利を挙げた[4]。その後はダービーステークスに4番人気で出走するも7着に敗れた[5]

4歳(2020/2021シーズン)

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香港に移籍して、1月10日沙田競馬場のハンデ戦に出走して10着[2]。24日の香港4歳三冠の初戦である香港クラシックマイルでは9着に敗れた[6]

続いて2月21日香港三冠第2戦である香港クラシックカップに出走、12番人気ながらもクビ差の2着に好走した[7][8]。3月21日の香港ダービーでは1番人気に支持されるもスカイダーシーのアタマ差の2着に敗れた[9][10]

その後は5月2日のクイーンマザーメモリアルカップに出走するも7着[2]。23日のチャンピオンズ&チャターカップでは4番人気に推され6着に敗れている[11]

4歳・5歳(2021/2022シーズン)

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9月26日セレブレイションンカップで始動して7着[2]。10月17日シャティントロフィーを6着[2]。11月21日のジョッキークラブカップでは4番人気で5着とした[12]

12月12日の香港カップではJRAオッズで11番人気で出走[13]レイパパレと共に中団で追走して、直線では外から加速して早々と先頭に立つも、ラヴズオンリーユーヒシイグアスに交わされ3着に敗れた[14]

年が明けて1月23日香港スチュワーズカップに4番人気で出走して3着とした[15]

2月20日香港ゴールドカップゴールデンシックスティに次ぐ2番人気で出走[16]。直戦で抜け出すとゴールデンシックスティに影を踏めず2着サヴィーナインに5馬身半差で圧勝、G1初制覇を果たした[17]

その後は4月3日チェアマンズトロフィーに出走してゴールデンシックスティから2馬身差の2着[18]。24日のクイーンエリザベス2世カップではロマンチックウォリアーに次ぐ2番人気に支持されるも5着に敗れた[19]

5月22日チャンピオンズ&チャターカップでは1番人気で出走[20]。最後方から競馬を進め、コーナーで大外に持ち出してから進出を開始。直線に入ってからの伸びは出色で、好位から抜け出していたカーインンスターに1馬身3/4差つけて優勝、二度目のG1制覇を挙げた[21]

5歳・6歳(2022/2023シーズン)

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10月16日のシャティントロフィーで始動して12着[2]。11月20日のジョッキークラブカップでは9着[2]。12月11日香港カップでは5着に敗れた[22]

年明けの1月29日香港スチュワーズカップでは6番人気6着となった[23]

その後はカタールに遠征して2月18日のエミールトロフィーに出走。後方3番でで待機し、直線で外に持ち出すと先行勢を抜き去り、追い込んできたウォーレンポイントを半馬身差で退けて勝利した[24]

その後はドバイのジェベルハッタに4番人気で出走し、後方からしぶとく追い込んだが5着[25][26]。続くドバイシーマクラシックでも8着に敗れた。

帰国後、クイーンマザーメモリアルカップでは6着に終わるも、チャンピオンズ&チャターカップでは中団追走から4コーナーでしぶとく脚を伸ばすと最後は逃げ粘るロマンチックウォリアーをゴール前で差し切り、G1競走4勝目を挙げた[27]

6歳・7歳(2023/2024シーズン)

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10月15日のシャティントロフィーで始動したが10着と大敗すると、続く11月19日のジョッキークラブカップでは8着と惜敗する。年が明けて1月の香港スチュワーズカップでは7着となったのち、カタールに遠征して2月17日のエミールトロフィーに出走するも5着に敗れて連覇はならなかった。帰国後、4月7日のチェアマンズトロフィーは11着、5月5日のクイーンマザーメモリアルカップでは7着と不本意な成績が続いた。5月26日のチャンピオンズ&チャターカップでレベルスロマンスの7着に敗れたのを最後に現役を引退した[28]

血統表

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ロシアンエンペラー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Atlantic Jewel
2008 鹿毛
Fastnet Rock
2001 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Piccadilly Circus *ロイヤルアカデミー
Gantana
母の母
Regard
2002 鹿毛
Zabeel Sir Tristram
Lady Giselle
Nanshan Nashwan
Pass the Peace
母系(F-No.) Remembrancer Mare系(FN:F8-f) [§ 2]
出典
  1. ^ [29]
  2. ^ [29]


注釈

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  1. ^ 2023年開催時は国際グレードは取得しておらずカタールローカルG1であった。

脚注

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  1. ^ “RUSSIAN EMPEROR”. HKJC. https://racing.hkjc.com/racing/information/English/Horse/Horse.aspx?HorseNo=E198 
  2. ^ a b c d e f g h ロシアンエンペラー(Russian Emperor) | 競馬データベース”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月7日閲覧。
  3. ^ オブライエン厩舎のコーモラント、ブリンカー効果でG3愛ダービートライアルSを快勝”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月7日閲覧。
  4. ^ ロシアンエンペラーが英ダービー戦線に名乗り、G3ハンプトンコートS制す”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月7日閲覧。
  5. ^ 英ダービー(G1) 2020/7/4(土) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月7日閲覧。
  6. ^ 香港クラシックマイル(L) 2021/1/24(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月7日閲覧。
  7. ^ 香港クラシックカップ(L) 2021/2/21(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  8. ^ 香港4歳三冠は第2戦も波乱、ヘルシーハッピーが香港クラシックカップ逃げ切り”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  9. ^ 香港ダービー(L) 2021/3/21(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  10. ^ 香港ダービーはスカイダーシーが制覇、三冠は全て違う勝ち馬に”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  11. ^ チャンピオンズ&チャターカップ(G1) 2021/5/23(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  12. ^ ジョッキークラブカップ(G2) 2021/11/21(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  13. ^ 香港カップ(G1) 2021/12/12(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  14. ^ 【香港カップ】ラヴズオンリーユーが引退戦を飾る! ヒシイグアス2着で日本馬が2年連続ワンツー”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  15. ^ 香港スチュワーズカップ(G1) 2022/1/23(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  16. ^ 香港ゴールドカップ(G1) 2022/2/20(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  17. ^ ゴールデンシックスティ連敗、G1香港ゴールドCで完敗の3着”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  18. ^ ゴールデンシックスティが復権、G2チェアマンズトロフィーを好位差しで制す”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  19. ^ クイーンエリザベス2世カップ(G1) 2022/4/24(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  20. ^ チャンピオンズ&チャターカップ(G1) 2022/5/22(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  21. ^ 香港G1チャンピオンズ&チャターカップ、ロシアンエンペラーが最後方から末脚一閃”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  22. ^ 香港カップ(G1) 2022/12/11(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  23. ^ 香港スチュワーズカップ(G1) 2023/1/29(日) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  24. ^ 香港から遠征のロシアンエンペラーがカタールでG1勝ち、次走はドバイ参戦も”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  25. ^ ジェベルハッタ(G1) 2023/3/4(土) | 日程・結果”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  26. ^ アルファリーク、ドバイターフ前哨戦のG1ジェベルハッタを連覇”. JRA-VAN ver.World. 2023年3月9日閲覧。
  27. ^ ロシアンエンペラーがチャンピオンズ&チャターカップ連覇、ロマンチックウォリアーを下すJRA-VAN Ver world、2023年5月29日配信・閲覧
  28. ^ 香港の長距離王ロシアンエンペラーが現役引退netkeiba.com、2024年5月31日配信・閲覧
  29. ^ a b 血統情報:5代血統表|Russian Emperor(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年5月27日閲覧。

外部リンク

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