ロゥド・オブ・デュラハン
『ロゥド・オブ・デュラハン』は、紫藤ケイによる日本のライトノベル。イラストは雨沼が担当。このライトノベルがすごい!文庫(宝島社)より2012年10月から2013年2月まで刊行された。第3回『このライトノベルがすごい!』大賞の大賞受賞作[1]。
ロゥド・オブ・デュラハン | |
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ジャンル | ダーク・ファンタジー[1] |
小説 | |
著者 | 鬼火あられ |
イラスト | ちり |
出版社 | 宝島社 |
レーベル | このライトノベルがすごい!文庫 |
刊行期間 | 2012年10月9日 - 2013年2月9日 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
ストーリー
編集傭兵の少年アルフォンスは、領姫の死を追って、人外の力を操る死術師と対峙する。彼を救ったのは、人に死期を告げる精霊リィゼロットだった。
登場人物
編集- フォンス
- 地を転々とする傭兵の少年。剣を腰に、盾を背に持つが、得意なのは短弓。
- リイゼロット
- 通称リィゼ。告死精霊デュラハン。死術師を狩る死術師。「少女殺しの」「赤子殺しの」「青年殺しの」「老人殺しの」「万人犠牲のリイゼロット」といった多くの異名を持つ。独自の反死術を使う。武器は非業剣。
用語
編集- 精霊
- 後述の理由によって、人間の域を出た不老不死の存在。余程の怨念や、精霊の振るう武器でなければ傷つけることはできない。
- デュラハン
- 伝説にみられるデュラハンと同一である。人に死期を告げ、死術によって有り得ない現象を起こすものの天敵。少なくとも2体はいる。リィゼの場合人の心臓を食いながら200年の時を生きることによって、変質した。伝説同様、首なしの馬を愛馬にもつが、デュラハンは皆そうするのかは不明である。
- バンシー
- 人の涙に共感する泣き妖精。悲しみの涙を流す人の言動まで知覚できる。涙で人を識別する。7日間泣き続けた者がなる。
- シラフ
- ずっと何もしないでいた人がなる。空を浮遊する。
既刊一覧
編集- 紫藤ケイ(著)・雨沼(イラスト)、宝島社〈このライトノベルがすごい!文庫〉、全2巻
- 『ロゥド・オブ・デュラハン』2012年10月9日発売[2]、ISBN 978-4-8002-0268-0
- 『ロゥド・オブ・デュラハン2 不死の都と守護精霊』2013年2月9日発売[3]、ISBN 978-4-8002-0791-3
脚注
編集- ^ a b 「第3回「このライトノベルがすごい!」大賞、「ロゥド・オブ・デュラハン」に」『ITmedia eBook USER』アイティメディア、2012年10月16日。2024年6月21日閲覧。
- ^ “ロゥド・オブ・デュラハン”. 宝島社. 2023年8月7日閲覧。
- ^ “ロゥド・オブ・デュラハン 2”. 宝島社. 2023年8月7日閲覧。