レーヴェン (バンド)
レーヴェン(Räfven) は、2003年に結成されたスウェーデン出身のジプシー・パンク・バンドである。
レーヴェン | |
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出身地 | スウェーデン |
ジャンル |
ジプシー・パンク ジプシー・フォーク フォーク・パンク |
活動期間 | 2003年 - |
レーベル |
Räfven Records Uncleowen |
公式サイト |
www.rafven.com www.uncleowenmusic.com |
メンバー |
ラスマス・ブランク ヨハン・ウェイストール デイヴィッド・フレンケル ヨナス・ルンドバリ マーティン・ヌルミ ローク・ニーバリ パー・スヴェンナー ダニエル・ウェイディン |
旧メンバー | マーカス・バリ |
概要
編集バンドはブラス、アコーディオン、ヴァイオリンなどの楽器を駆使する8人で構成されている。東ヨーロッパの民族音楽やクレズマーを昇華したメロディと、サーカス出身者を中心としたアクロバティックなステージパフォーマンスで多数のファンを獲得している。
メンバー
編集現メンバー
編集- ラスマス・ブランク / Rasmus Blanck - ダブルベース(2005年 - )
- ヨハン・ウェイストール / Johan Wejstål - アコーディオン
- デイヴィッド・フレンケル / David Fraenckel - トロンボーン(2004年 - )
- ヨナス・ルンドバリ / Jonas Lundberg - ギター
- マーティン・ヌルミ / Martin Nurmi - アルトサックス
- ローク・ニーバリ / Loke Nyberg - ヴァイオリン
- パー・スヴェンナー / Per Svenner - パーカッション(2006年 - )
- ダニエル・ウェイディン / Daniel Wejdin - タンブラ
旧メンバー
編集- マーカス・バリ / Marcus Berg - パーカッション(2003年 - 2006年)
来歴
編集- ヨーテボリの路上で結成。
4月:Göteborgs Arbetareteaterで初ライブを行う。
- デイヴィッドが加入。
- ラスマスが加入。
- バリでの瞑想やカヌー製作などで多忙となった[1]マーカスが脱退。パーが加入。
- 3月 : 1stアルバム『Live!』をリリース。
- 4月 : 2ndアルバム『"Next time we take your instruments!"』をリリース。
6月 : Glastonbury Festival 2008に出演。会場を訪れていたSMASH UKのスタッフにライブを気に入られ、それを機に日本への足掛かりを掴む[2]。
- 4月(日本では7月) : 3rdアルバム『Välkommen till Räfvbygden』をリリース。
7月 : 初来日。Fuji Rock Festival '09に出演。前夜祭のレッド・マーキーを皮切りに、初日のオレンジ・コート/苗場食堂、2日目のカフェ・ド・パリ/ジプシー・アバロン、3日目の木道亭/クリスタル・パレスと公式ステージで7ステージ、このほかオアシス内ブースや場外岩盤ショップでも数曲程度ではあるがミニライブを行い、4日間で合計11ステージを披露。知名度ゼロからのスタートだったが口コミが徐々に広がり、最後のクリスタル・パレスは入場規制が掛かるほどの盛況を博す。同フェスティバル史上最高となるライブ回数記録[3]とアルバム売上記録[4]を樹立。売上記録は彼らが再び戻ってくる2015年まで破られていない[5]。
- 1月 : 再来日。単独ツアーを行う。
- 4月 : 東日本大震災復興支援の義援金を募るため、現地の日本人留学生主催のチャリティコンサート『GÖTEBORG FOR JAPAN』に参加。チケットとアルバムの売上、オーディエンスの寄付で53,470スウェーデンクローナ(約71万円[* 1])、街頭での募金活動を含めると総額は190,035スウェーデンクローナ(約252万円[* 1])となった[6]。
9月(日本では8月) : 再来日。単独ツアーを行う。4thアルバム『Svensk Kultur』をリリース。
- 5月(日本では7月) : 5thアルバム『Bring Back the Dinos』をリリース。
7月 : Fuji Rock Festival '15に出演。初日の苗場食堂/クリスタル・パレス、2日目のホワイト・ステージ、3日目のカフェ・ド・パリ/ジプシー・アバロンの公式5ステージのほか、前夜祭のオアシス内ブースでのゲリラ出演やJリーグ苗場支部へのサプライズ登場など4日間すべて参加。
10月 : 再来日。単独ツアーを行う。翌々日の朝霧JAMにも出演。
12月 : スウェーデンで毎年クリスマスの前の週に行われるチャリティイベント『Musikhjälpen』に参加。募金活動の手段として「24時間以内に11ヶ所以上の都市でライブを行う」というギネス世界記録に挑戦[8]。特設会場のあるリンシェーピングから北上、そこから西へ進み、ヨーテボリ、クングスバッカを経て東へ戻り、ヨンショーピングを越えて再びリンシェーピングに到着するという強行ツアー[9]の中、これまでの最高記録10都市[8]を12都市に更新[10]。集められた総額42,646スウェーデンクローナ[11](約61万円[* 2])は気候災害の復興支援に使われる[12]。
ディスコグラフィ
編集アルバム
編集- Live!(2007年)
- "Next time we take your instruments!"(2008年)
- Välkommen till Räfvbygden / Welcome To Foxshire〜ようこそ不思議なキツネの村へ(2009年)
- Next Time We Take Your Instruments! + Live In Gothenburg(2009年)
- Svensk Kultur〜スウェーデンの物語(2011年)
- Bring Back the Dinos〜よみがえれ!キツネザウルス(2015年)
- 15(2018年)
EP
編集- Svensk Kultur EP(2011年)
LP
編集参加コンピレーションアルバム
編集- UNCLEOWEN(2011年)
- ニーア トリビュートアルバム -echo-(2011年)
- Cafe SQ(2011年)
- JOLLY PIRATES〜海賊の宴(2012年)
- Beer SQ(2012年)
- SKA IN THE WORLD(2012年)
- Grannar(2014年)
- FOLK ROCK(2014年)
- FOLK ROCK 2(2015年)
- FOLK ROCK 3(2016年)
日本公演
編集- 2009年7月23日 - 26日 : Fuji Rock Festival '09
- 2010年1月6日 : 渋谷CLUB QUATTRO、1月7日 : 心斎橋CLUB QUATTRO
- 2011年9月2日 : 心斎橋CLUB QUATTRO、9月3日 : 名古屋CLUB QUATTRO、9月4日 : LIQUIDROOM
- 2015年7月23日 - 26日 : Fuji Rock Festival '15、10月8日 : 渋谷CLUB QUATTRO、10月9日 : 梅田CLUB QUATTRO、10月11日 : 朝霧JAM
- 2018年9月26日:梅田Shangri-la、9月27日:渋谷CLUB QUATTRO
脚注
編集出典
編集- ^ Live! : ブックレット 10頁
- ^ CROSSBEAT : 2010年4月号 94 - 95頁
- ^ Next Time We Take Your Instruments! + Live In Gothenburg : ライナーノーツ
- ^ レーヴェン、フジロックの好演に応え来日決定 : BARKS 2009年9月26日
- ^ にぎやかしバンド、Räfven(レーヴェン)のおさらい : FUJIROCKERS.ORG 2015年4月9日
- ^ Amount of Donation : Göteborg for Japan 2011年6月3日
- ^ Räfven 10 year anniversary at Pustervik : YouTube 2013年10月3日
- ^ a b Världsrekordförsök i Finspång : Folkbladet.se 2015年12月10日
- ^ Räfven - Musikhjälpen 2015 "Turné Mega Express" Guinness Världsrekord : YouTube 2016年1月10日
- ^ Göteborgsbandet Räfven slog världsrekord : Sveriges Radio P4 Göteborg 2015年12月18日
- ^ TURNÉ MEGA EXPRESS : Räfven.Sweden Facebook 2015年12月23日
- ^ Vi riktar ljuset mot klimatrelaterade katastrofer som tvingat 100 miljoner på flykt : Musikhjälpen 2015 2015年10月6日
注釈
編集外部リンク
編集- Räfven - 公式サイト
- Räfven.Sweden - 公式Facebookページ
- Uncleowen - 日本公式サイト