レンダリング (コンピュータ)

レンダリング(rendering)は、データ記述言語データ構造で記述された抽象的で高次の情報から、コンピュータプログラムを用いて画像・映像(動画)・音声などを生成することをいう。元となる情報には、物体の形状、物体を捉える視点、物体表面の質感(テクスチャマッピングに関する情報)、光源シェーディングなどが含まれる。"render" の原義は「表現する、翻訳する、(脚本などを)上演する」などの意味。

レンダリングを行うソフトウェア、ソフトウェアパーツ、システムなどをレンダリングエンジンまたはレンダラーと呼ぶ。また、レンダリング用のサーバファームレンダーファームと呼ぶ。

レンダリングの例

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どの場合も、出力データに関するコンピュータ上で作成された情報を必要とし、これをレンダリングすることで出力データを得る。

レンダリング (3DCG)

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POV-Rayで3Dレンダリングされた画像

3次元コンピュータグラフィックスにおけるレンダリング: rendering)は3Dシーンを画像へ変換することである[1]

3Dシーンは3Dモデル・カメラ・光源などからなる。これを平面のディスプレイで見れるようにピクセルの集合である画像へ変換する一連の処理がレンダリングである[1]

レンダリング専用のソフトウェアも存在し、その場合はソフトウェア全体をレンダラーと呼ぶ。

3Dレンダリングの種類

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3Dレンダリング機能を持つ代表的なソフトウェア

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関連項目

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  1. ^ a b "レンダリング 3次元シーンを入力とした描画処理 入力:3次元物体,カメラ,光源情報 出力:画像" p.3 より引用。藤堂. (2015). 第8回 レンダリング技法1 ~基礎と概要,隠面消去~. 明治大学講義「コンピュータグラフィックス」.