レミギウス
レミギウス(ラテン語:Remigius、フランス語:RémiまたはRémy、437年頃 - 533年1月13日)は、中世初期のキリスト教の聖職者、ランス司教。サン=レミ (Saint-Rémy) という地名や名称は、この人物に由来する。
聖レミギウス | |
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クロヴィスに洗礼を施す聖レミギウス、ナショナル・ギャラリー (ワシントン)所蔵 | |
生誕 |
437年頃 フランス、ピカルディ、セルニー=アン=ラオノワ |
死没 |
533年1月13日 フランス、ランス |
崇敬する教派 |
カトリック教会 聖公会 正教会 |
記念日 | 10月1日 |
来歴
編集496年のフランク王クローヴィス1世のカトリック改宗に立ち会った人物である。クロヴィス1世は征服した多くの土地をレミギウスに授けた。レミギウスはのちに多くの教会を建て、カンブレー、トゥルネーといった地を司教座とした。ガリア・クリスティアナ年代記によれば、ランス司教であるレミギウスのいるノートルダム大聖堂へ、多くのフランク貴族がこぞって寄進を行っていたという。
レミギウスはランスのサン=レミ聖堂に埋葬された。ヴァイキング来襲時には、棺が一時エペルネーへ移された。カトリック教会で聖人とされており、フランスの守護聖人である。記念日は10月1日。