レバー (操作機具)
レバー(英: Lever)とは、機器を操作するための入力機器の一種であり、多くの機械に取り付けられている。一般的には棒状で、固定された支点があり、支点に対してレバー自体を動かすことで操作する。機械の動作状態を変更したり、機械の動作するトルク・速度などを調節する為に使用される。同様の物は分野や組織によっては、スティックやハンドルとも呼ばれる。
採用例
編集自動車
編集- シフトレバー
- 自動車のトランスミッションの回転比を変更したり、自動車を後退させたりする時に使用する。
- ウインカーレバー
- 方向指示器を出し、周りの車に移動しようとする方向を知らせるのに使用する。
- パーキングブレーキレバー
- 自動車を固定する場合、あるいはフットブレーキが効かない時に非常ブレーキとして使用する。
等
鉄道車輌
編集- マスター・コントローラー
- レバーと名はつかないが、レバーの一種である。
- 電車・電気機関車のモーターにかかる電力、あるいは気動車・ディーゼル機関車のエンジンに送る燃料の量を変化させ、列車の加速力の調節に使用する。
- ブレーキ設定器
- ブレーキレバー[1]と一般的に呼ばれる。上記のマスター・コントローラーと一体になっている物も存在する。
- 列車を減速、停止させるのに使用する。
等
航空機
編集- スロットルレバー
- スラストレバーとも呼ばれる。
- エンジンに流れる燃料の量を変化させ、航空機の速度や高度等を加減するのに使用する。
- ランディングギアレバー
- 離着陸時に航空機の車輪を出し入れするのに使用する。
- フラップレバー
- 離着陸など、速度が遅い時に大きな揚力が必要な場合などに、航空機のフラップの角度を変化させるのに使用する。
- スポイラーレバー
- 空力ブレーキの制動力を変化させ、航空機を減速させるのに使用する。
等
汎用
編集脚注
編集- ^ 部内では「ブレーキハンドル」と言われる。