レイジン・ケイン
ジョニー・ウィンターのアルバム
『レイジン・ケイン』(Raisin' Cain)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、ジョニー・ウィンターが1980年に発表したスタジオ・アルバム。
『レイジン・ケイン』 | ||||
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ジョニー・ウィンター の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ブルース、ロックンロール | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルー・スカイ・レコード | |||
プロデュース | ジョニー・ウィンター | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョニー・ウィンター アルバム 年表 | ||||
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解説
編集本作のレコーディングで、ジョン・パリスが初めて参加した[1]。パリスはマンハッタンのクラブでウィンターと出会い、ギターとベースの両方を弾けることと曲を書けることを話して、自分の書いた曲をウィンターに渡した[2]。その後パリスはウィンターのアメリカ・ツアーでベースとハーモニカを演奏[2]。そして、本作にはパリスの提供した「羊の皮を被った狼」と「ドント・ハイド・ユア・ラヴ」の2曲が収録された[3]。
ウィンターが公式に発表したアルバムとしては初めてBillboard 200入りを逃し[4]、ウィンターは本作を最後にブルー・スカイ・レコードおよびCBSとの契約が終了となり、アリゲーター・レコード移籍第一弾アルバムに当たる次作『ギター・スリンガー』をリリースするまで4年を要した[5]。
音楽ジャーナリストのメアリー・ルー・サリヴァンは、本作のタイトルから書名を取ったジョニー・ウィンターの伝記『Raisin' Cain: The Wild and Raucous Story of Johnny Winter』を2010年5月に出版している[6]。
収録曲
編集- ザ・クロール - "The Crawl" (Wayne Shuler, R. Victorica) - 2:07
- シッティン・イン・ザ・ジェイル・ハウス - "Sittin' in the Jail House" (Robert Ross) - 3:21
- ライク・ア・ローリング・ストーン - "Like a Rolling Stone" (Bob Dylan) - 5:39
- ニューヨーク、ニューヨーク - "New York, New York" (Rob Stoner) - 5:50
- ボン・トン・ルーレット - "Bon Ton Roulet" (Clarence Garlow) - 4:45
- ローリン・アンド・タンブリン - "Rollin' and Tumblin'" (McKinley Morganfield) - 3:27
- トーク・イズ・チープ - "Talk Is Cheap" (Jim Liban) - 3:42
- 羊の皮を被った狼 - "Wolf in Sheep's Clothing" (Jon Paris) - 5:35
- ドント・ハイド・ユア・ラヴ - "Don't Hide Your Love" (J. Paris) - 3:29
- マザー・イン・ロー・ブルース - "Mother-in-Law Blues" (Don Robey) - 2:55
- ウォーキン・スローリー - "Walkin' Slowly" (Earl Connelly King) - 3:23
参加ミュージシャン
編集脚注
編集- ^ 日本盤紙ジャケットCD(SICP 3109)ライナーノーツ(細川真平、2011年4月)
- ^ a b Jon Paris : AllMusic - Biography by Richard Skelly
- ^ Jon Paris - Discography
- ^ “Johnny Winter - Awards”. AllMusic. 2016年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月11日閲覧。
- ^ Ruhlmann, William. “Johnny Winter - Biography & History”. AllMusic. 2020年10月11日閲覧。
- ^ Amazon.com: Raisin' Cain: The Wild and Raucous Story of Johnny Winter (Book)