ルルアーク
株式会社ルルアーク(LULUARQ)は、福岡県福岡市に本社を置き、アミューズメント施設やカプセルトイショップの運営などを手掛ける企業。旧社名は大長商事株式会社。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒813-8533 福岡県福岡市東区松島3丁目30番23号 |
設立 |
1968年6月1日 (大長商事株式会社) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1290001003427 |
事業内容 | アミューズメント施設の運営・企画・開発、カプセルトイショップの運営・企画・開発 |
代表者 | 代表取締役社長 長友伸二 |
資本金 | 3940万円 |
売上高 |
106億9000万円 (2022年11月現在) |
従業員数 |
730名 (2022年11月現在、パート・アルバイト含む) |
外部リンク | https://www.luluarq.co.jp/ |
特記事項:2018年12月1日に現社名へ商号変更。 |
概要
編集1958年に自動販売機のオペレーターとして創業。1968年に大長商事株式会社として法人へ改組。アミューズメント施設には1975年に、カプセルトイ自販機事業は1980年にそれぞれ進出した。
その後は1981年に玩具卸売事業、1990年に「スタジアム」の名でテレビゲームショップ事業にも進出した[1]。アミューズメント施設やカプセルトイショップの店舗網を拡大させていったが、同業者間の競争激化やプリクラブームの終焉とともに経営が悪化。さらに追い打ちをかけるかのように、出店経費やアーケードゲーム機の更新負担が経営を圧迫。このため、2009年1月19日に福岡地方裁判所へ民事再生法を申請し、同年2月23日に民事再生手続開始決定を受けた。負債総額は約55億円であった。民事再生法申請時点では、アミューズメント施設事業は郊外型店舗の「FESTA」8店舗、ショッピングセンター出店型店舗の「ふぇすたらんど」29店舗、「THE 3RD PLANET」のFC店2店舗を展開していた[1][2][3]。
大長商事は、経営再建策として、2009年2月20日に玩具卸売事業並びにアミューズメント景品販売事業から撤退したと同時に東京支社を閉鎖した他、同年3月1日付でザ・サードプラネット(後の駿河管財)とのFC契約を解除し[3]、自社ブランドによるアミューズメント施設やカプセルトイショップの運営に専念しながら再建を図り、2011年には屋内遊具施設である「Niko Niko Garden」の展開を開始。2013年1月に福岡地方裁判所から民事再生手続終結決定を受け、自主再建を果たした。
民事再生手続終結決定後は、2014年からカプセルトイショップである「Pon!」「ガチャガチャの森」を展開している他、アミューズメント施設はショッピングセンター出店型の「ふぇすたらんど」「Niko Niko Garden」のみを展開している[4]。
カプセルトイショップである「Pon!」「ガチャガチャの森」は、同業他社が店舗にスタッフを常駐せずに営業担当が各店舗を回って商品の補充を行っているのに対し、「Pon!」「ガチャガチャの森」では店舗スタッフを常に常駐させている[5]。
2018年12月1日付で商号を大長商事株式会社から、株式会社ルルアークに変更した。
沿革
編集- 1958年4月 - 福岡市中央区天神に自動販売機のオペレーターとして創業。
- 1968年6月 - 大長商事株式会社として法人へ改組。
- 1975年9月 - アミューズメント施設事業へ進出。
- 1980年
- 7月 - 本社を福岡市中央区舞鶴へ移転。
- 9月 - カプセルトイ自販機事業へ進出。
- 1981年9月 - 玩具卸売事業へ進出。
- 1986年9月 - 本社を福岡市中央区那ノ津へ移転。
- 1988年3月 - 本社を福岡市東区へ移転。
- 1990年10月 - テレビゲームショップ事業に進出し、「スタジアム」の名で店舗展開を開始(2001年12月撤退)。
- 1999年10月 - アミューズメント景品販売事業へ進出。
- 2005年 - 社長が創業者の長友隆典から長友一郎に交代[2]。
- 2009年
- 2011年11月 - 屋内遊具施設である「Niko Niko Garden」の展開を開始。
- 2013年1月 - 福岡地方裁判所から民事再生手続結了決定を受ける。
- 2014年5月 - カプセルトイショップの展開を開始[5]。
- 2018年12月 - 商号を株式会社ルルアークへ変更。
- 2021年10月 - 東京オフィスを開設。
事業所
編集店舗
編集アミューズメント施設である「FESTA」「ふぇすたらんど」、屋内遊具施設である「Niko Niko Garden」、カプセルトイショップである「Pon!」「ガチャガチャの森」を、東北から九州にかけて展開している。カプセルトイショップは2023年4月現在、70店舗を展開している[7]。
脚注
編集- ^ a b TSR速報 大長商事(株)東京商工リサーチ 2009年1月13日
- ^ a b 福岡の大長商事が民事再生手続きを申請した。ゲームマシン 2009年2月1日号
- ^ a b ゲームマシン2009年3月15日号
- ^ 株式会社ルルアーク・カプセルトイ事業部が関東2号店となるイオンレイクタウンkazeに話題のカプセルトイ専門店「ガチャガチャの森」を1月25日(金)にオープン!value press 2019年1月28日
- ^ a b カプセルトイ専門店、なぜ急増?「ガチャガチャの森」が売上6倍に成功した秘策ビジネスジャーナル 2022年9月6日
- ^ ゲームマシン2010年2月1日号
- ^ 【がっちりマンデー!!】店舗数日本一の「ガチャガチャ」専門店。ガッチリ稼ぐ大人気店になった戦略とはTBSテレビ 2023年5月7日