ルキウス・ドミティウス・アヘノバルブス (紀元前16年の執政官)
ルキウス・ドミティウス・アヘノバルブス(Lucius Domitius Ahenobarbus, 紀元前49年 - 25年)は、ユリウス=クラウディウス朝期の元老院議員。父はグナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス、母はアエミリア・レピダ。第二回三頭政治の一頭、レピドゥスとは従兄弟同士となる。
生涯
編集若い頃は戦車競走で有名だったと言う。またゲルマニア深くまで侵攻した業績で凱旋式を挙げたとも言うが、スエトニウスによれば性格は傲慢で残酷、評判悪く、そして浪費家であったと言う。ドミティウスはアエディリス、プラエトル、そして16年にコンスルの官職に就任した。また剣闘士の試合を興行するのが好みで、剣闘士のトーナメントや野獣狩りを催したと言う。
大アントニアと結婚し、大ドミティア、グナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス、ドミティア・レピダをもうけた。