ルイ (Rouy) は乳酸菌を使って熟成させたフランスウォッシュチーズ。原料は牛乳(殺菌乳)。香りが強く、粘ついている。赤ワインと合う。AOCではない。

製造過程でアナトー色素を加えるので、表面が特徴的なオレンジ色をしている[1][2]。 9.5cmまたは11cm四方の角の丸い正方形、厚さ2.5cm[3]。その色と形から「黄土色の石畳 (Pavé ocre)」というニックネームで呼ばれることもある[2]。 中は粘り気がある柔らかなペースト状で、スモーキーな刺激臭を有する[4]。クルミ入りパンに良く合う[1]

発祥はコート=ドール県(ブルゴーニュ地域圏)で、20世紀に開発された比較的新しい産品である[1][2] 。 Rouyという名前は開発者の姓である[2][3]

産地はマイエンヌ県(ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏)[4][3] 。長らくSAFRフランス語版が生産していたが、SAFRは最近[いつ?]ラクタリスフランス語版に買収され[1]、現在はラクタリス傘下のプレジデントフランス語版ブランドで流通している[5]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c d アンドルーエ 世界のチーズ
  2. ^ a b c d Académie du gôut
  3. ^ a b c Les produits laitiers
  4. ^ a b La fromagerie HAMEL
  5. ^ プレジデント公式ウェブサイト