リー・ハスキンス
リー・ハスキンス(Lee Haskins、1983年11月29日 - )は、イギリスの男性プロボクサー。元IBF世界バンタム級王者。ブリストル出身。
基本情報 | |
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通称 | Playboy(プレイボーイ) |
階級 | バンタム級 |
身長 | 165cm |
リーチ | 168cm |
国籍 | イギリス |
誕生日 | 1983年11月29日(41歳) |
出身地 | ブリストル |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 37 |
勝ち | 33 |
KO勝ち | 14 |
敗け | 4 |
来歴
編集2003年3月6日、ブリストルのアシュトン・ゲート・スタジアムでアンカー・ミアとフライ級4回戦を行い、初回1分50秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2004年12月3日、デルロイ・スペンサーとBBBofCイングランドフライ級王座決定戦を行い、スペンサーが3回終了時に棄権した為王座獲得に成功した。
2006年2月10日、デヴォン州プリマスでアンソニー・マシアスとコモンウェルスイギリス連邦フライ級王座決定戦を行い、2回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。
2006年4月7日、元IBO世界フライ級王者のゾリレ・ムビティと対戦し、12回3-0(117-112、119-110、118-111)の判定勝ちを収めコモンウェルス王座の初防衛に成功した[2]。
2006年10月6日、コモンウェルスイギリス連邦バンタム級王者のチフィワ・ムンヤイと対戦し、プロ初黒星となる6回2分56秒TKO負けを喫しコモンウェルス王座の2階級制覇に失敗した[3]。
2007年9月21日、BBBofC英国バンタム級王者のイアン・ナパと対戦し、ハスキンスが7回終了時に棄権した為王座獲得に失敗した[4]。
2008年3月28日、ジェイミー・マクドネルと対戦し、8回判定勝ちを収めた。
2008年11月7日、BBBofC英国スーパーフライ級王者のアンディ・ベルと対戦し、12回3-0(2者が116-113、115-114)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2009年7月10日、ロス・バーキンショーと対戦し、4回1分9秒TKO勝ちを収めBBBofC英国王座の初防衛に成功した。
2009年12月11日、BBBofC王座の防衛戦とコモンウェルスイギリス連邦スーパーフライ級王者ドン・ブロードハーストと王座統一戦を行い、12回3-0(2者が116-113、117-113)の判定勝ちを収めコモンウェルス王座の獲得に成功、BBBofC英国王座の2度目の防衛に成功した[5]。
2011年7月14日、WBAインターコンチネンタルバンタム級王者のモハメド・ボウレチャと対戦し、12回3-0(2者が119-107、117-109)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。
2012年7月7日、スチュアート・ホールとEBU欧州バンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(118-109、117-111、118-110)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[7]。
2012年12月14日、シュテファーヌ・ジャモエと対戦し、8回TKO負けを喫しEBU王座の初防衛に失敗、王座から陥落した[8]。
2013年4月27日、マーティン・ウォードとBBBofC英国バンタム級王座決定戦を行い、5回2分38秒TKO勝ちを収めBBBofC英国王座の2階級制覇を達成した。
2013年11月8日、元IBO世界スーパーフライ級王者のジェイソン・ブースと対戦し、12回3-0(2者が118-111、117-112)の判定勝ちを収めBBBofC英国王座の初防衛に成功した[9]。
2015年2月21日、モナコモンテカルロのサル・デ・ゼトワールでオマール・ラミリとEBU欧州バンタム級王座決定戦を行い、8回3-0(2者が78-74、79-73)の負傷判定勝ちを収め王座返り咲きに成功した。
2015年6月13日、ブリストルのウィットチャーチ・スポーツ・センターで岩佐亮佑とIBF世界バンタム級暫定王座決定戦を行い、6回2分10秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[10][11]。
2015年11月21日、ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターで正規王者のランディ・カバジェロと王座統一戦を行う予定だったが、前日計量でカバジェロが規定体重の118ポンド(53.52kg)を5.5ポンド超過の123.5ポンド(56.02kg)を計測した為、IBFはカバジェロから王座を剥奪し、両者の体重差を考慮した上でハスキンスが勝てば新王者となる条件でIBF世界バンタム級王座決定戦として試合を行うことはせず、試合は中止となり、ハスキンスを正規王座に認定した[12][13]。
2016年5月14日、カーディフのアイス・アリーナでIBF世界バンタム級13位のイバン・モラレスと対戦し、12回3-0(119-108、2者が118-110)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[14]。
2016年6月28日、IBF世界バンタム級1位のスチュアート・ホールとの指名試合の入札が行われ、ホール陣営のマッチルーム・スポーツが20万1999ドルを提示し、アル・ヘイモンに近いトム・ブラウン率いるTGB・プロモーションズが8万5000ドルを提示した為マッチルーム・スポーツに開催を落札された[15]。なおハスキンス陣営のヘネシー・スポーツは入札に参加しなかった。交渉期間は90日間でファイトマネーの分配はハスキンスが75%にあたる15万1499ドルでホールが25%に当たる5万500ドルとなった。
2016年9月10日、ロンドンにあるO2アリーナで元IBF世界バンタム級王者でIBF世界バンタム級1位のスチュアート・ホールと対戦し、12回3-0(115-113、117-111、116-112)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[16]。
2016年12月7日、同月31日に島津アリーナ京都で元日本バンタム級王者でIBF世界バンタム級14位の大森将平と対戦し3度目の防衛を目指す予定だったが、ハスキンスの足の負傷により試合は中止となった[17][18]。
2017年6月10日、ベルファストのオデッセイ・アリーナでIBF世界バンタム級10位のライアン・バーネットと対戦し、12回1-2(118-108、107-119×2)の判定負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[19][20]。試合後、クラーク・サンマルティノ以外の2者が119-107と採点しバーネットを支持したのに対しサンマルティノのみが118-108と採点しハスキンスを支持したことが問題視され、BBBofCは「彼(サンマルティノ)はこの国に戻って来ることはないだろう。」と話し、エディ・ハーンも「彼(サンマルティノ氏)は10-8でハスキンス優勢と採点した回が2回もある。これは明らかな間違いだ。」と80歳のサンマルティノを批判するなどIBFが説明を求められる事態となり[21][22][23]、IBFは「バーネットがユナニマス・デジションで勝っていた試合を集計ミスでスプリット・デジションでの勝利としてしまった。」と全面的に非を認め、再発防止を約束した[24][25]。
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ Boxing: Five alive as Gary gains another win Wales Online 2006年2月11日
- ^ Ringside Boxing Report: Lee Haskins – Zolile Mbityi Saddo Boxing 2006年4月10日
- ^ MUNYAI DEFENDS TITLE AGAINST HASKINS!!! ukboxing.wordpress.com 2006年10月6日
- ^ Haskins hands it to Napa Sky Sports 2007年9月21日
- ^ Haskins defeats Broadhurst Fightnews.com 2009年12月11日
- ^ Lee Haskins dominates Mohamed Bouleghcha over twelve Boxing Scene.com 2011年7月4日
- ^ Haskins targets world crown Sky Sports 2012年7月9日
- ^ Jamoye stops Haskins in 8 Fightnews.com 2012年12月17日
- ^ Hughie Fury goes to 12-0 with win over David Gegeshidze; Haskins beats Booth Fightnews.com 2013年11月8日
- ^ Haskins TKOs Iwasa for interim IBF 118lb belt Fightnews.com 2015年6月13日
- ^ 岩佐亮佑が6回TKO負け、海外王座奪取ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月14日
- ^ Lee Haskins new IBF bantamweight champion after Randy Caballero fails to make weight Boxing News 2015年11月21日
- ^ カバジェロ計量失格、ハスキンス正規王者昇格 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年11月21日
- ^ ハスキンスV1、モラレス弟に大差の判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月15日
- ^ Matchroom wins IBF purse bid for Haskins-Hall Fightnews.com 2016年6月28日
- ^ Haskins beats Hall again, retains IBF bantam belt Fightnews.com 2016年9月10日
- ^ Haskins suffers leg injury, cancels his defense with Omori in Japan Fightnews.com 2016年12月7日
- ^ 大森将平の世界戦が中止に、王者ハスキンスけが Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月8日
- ^ Burnett dethrones IBF bantam champ Haskins Fightnews.com 2017年6月10日
- ^ ハスキンス判定負け、IBFバンタム級王座陥落 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月11日
- ^ 118-108 judge won’t judge again in UK Fightnews.com 2017年6月11日
- ^ Robert Smith says Ryan Burnett-Lee Haskins judge 'wont be back' Sky Sports 2017年6月11日
- ^ バーネットvsハスキンスの採点が問題に Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月12日
- ^ Official IBF Burnett-Haskins Statement Fightnews.com 2017年6月12日
- ^ IBFが採点ミス認める、バーネット勝利のB級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月13日
関連項目
編集外部リンク
編集暫定王座決定戦 対戦者 岩佐亮佑 |
IBF世界バンタム級暫定王者 2015年6月13日 - 2015年11月20日 |
次暫定王者 正規認定により消滅 |
空位 前タイトル保持者 ランディ・カバジェロ |
IBF世界バンタム級王者 2015年11月20日 - 2017年6月10日 |
次王者 ライアン・バーネット |