リーダー氏の心
『リーダー氏の心』[2](りーだーしのこころ、The Mind of Mr J.G. Reeder[1] )は、1925年に発表されたエドガー・ウォーレスによる短編小説集。公訴局長官からの特命で、不可解な事件の調査をするリーダー氏を主人公にした推理小説の短編を集めた第1短編集である。
リーダー氏の心 The Mind of Mr J.G. Reeder[1] | ||
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著者 | エドガー・ウォーレス | |
発行日 | 1925年 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
形態 | 短編集 | |
次作 | 恐怖は続く | |
ウィキポータル 文学 | ||
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事件は必ずしも銀行や金融絡みとは限らないが、犯罪者の心を持つと自称するリーダー氏が、公訴局での偽造摘発の経験と視点で難事件に挑む。
主な登場人物
編集- J・G・リーダー - 公訴局偽造係の調査官。本作からは公訴局長官の特命で、警察に協力する探偵の仕事に従事する。山高帽に鼻眼鏡できつく巻かれた傘を携行しているが、傘には刃が仕込まれている。五十代の独身男性。
- 公訴局長官 - 口ではリーダー氏を馬鹿にしているが、警察に出向させ事件の捜査をやらせるなど、仕事ぶりは認めているようである。
- マーガレット・ベルマン - リーダー氏の近所に住む女性。のちにリーダー氏との恋愛が語られる。
収録作品
編集備考
編集- 本作収録の8作品はイギリスのテレビシリーズとしてドラマ化されている。ただし、リーダー氏は鼻眼鏡から通常の眼鏡に変えられている。また、第7話「宝さがし」は倒叙のスタイルで、冒頭で視聴者に犯人が明かされている。