リリー・コリンズ
リリー・ジェーン・コリンズ(Lily Jane Collins、1989年3月18日 - [2])は、イギリス出身のアメリカ人女優、モデル。 父はイギリスのミュージシャンであるフィル・コリンズ。
リリー・コリンズ リリー・コリンズ | |
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『シャドウハンター』のプロモーションにて、2013年撮影。 | |
本名 |
リリー・ジェーン・コリンズ Lily Jane Collins |
生年月日 | 1989年3月18日(35歳) |
出生地 | イングランド・サリー州・ギルフォード |
職業 | 女優・モデル |
活動期間 | 2002年[1]–現在 |
配偶者 | チャーリー・マクダウェル(2021年 - ) |
著名な家族 | フィル・コリンズ(父) |
主な作品 | |
映画 『白雪姫と鏡の女王』 『ハッピーエンドが書けるまで』 『あと1センチの恋』 『ハリウッド・スキャンダル』 『心のカルテ』 『トールキン 旅のはじまり』 『テッド・バンディ』 テレビドラマ 『レ・ミゼラブル』 『エミリー、パリへ行く』 『シャドウハンター:The mortal Instruments~city of bones~』 |
来歴
編集生い立ち
編集イングランド・サリー州ギルフォードにて[3]ミュージシャンである父フィル・コリンズと、その2番目の妻のビバリー・ヒルズ・ウィメンズクラブ元会長であるジル・タヴェルマンの間に生まれる[4]。2歳でBBCのテレビシリーズ『愉快なシーバー家』の英国版に出演。両親の離婚後、5歳で母と共にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスへ移住し演劇を学んだ[5]。2008年、南カリフォルニア大学大学院のアンネンバーグコミュニケーション学部に通った[6]。大学初の代表として、メープルカウンセリングセンターの評議委員を務め、10代の子供とその親が心を開いて会話ができるプログラム"トーク・モア・クリエイト・コネクションズ"を設置。
キャリア
編集初めて女優として出演したのは、彼女が2歳の時だった。
ジャーナリズムに対して非常に興味を持っており、10代の頃に英ファッション誌『ELLE Girl』で「LAコンフィデンシャル」という欄を開設し、読者にロサンゼルスのトレンドやホットスポットを紹介する記事を書いた。『ロサンゼルス・タイムズ』などにもコラムを書いている。また、米雑誌『Seventeen』のために民主党と共和党大会を取材し、2008年にはニコロデオン放送の番組 Kids Pick the President のキャンペーンのために Seventeen.com にブログを書いた。ニコロデオンの顔として、7歳から12歳くらいの年齢層にエンターテインメントやポップカルチャーなどの最新情報を届けており、ニコロデオン史上初の就任式放送である米大統領バラク・オバマの就任式なども含まれる。ニコロデオンの Hollywood Hang の司会を務め、同番組で放送されるテレビシリーズの撮影現場や映画のプレミア会場、授賞式の中継など様々なイベント会場でレポートを行っており、2008年ヤングハリウッド賞の"レッドカーペット新人調査員賞"を受賞した。
モデルとしても活動しており、2008年にはスペインの『グラマー』誌で"最優秀国際モデル賞"に選ばれ、2009年に同誌の表紙を飾った。2013年10月には2014年よりフランスの化粧品ブランド「ランコム」の新たな宣伝大使に就任することが発表され[7]、ミューズとして華やかに活動している[8]。
2008-2009シーズンの『新ビバリーヒルズ青春白書』(90210)シーズン1の最終話を含む2話に出演し、同じ2009年にはアメリカの雑誌『マクシム』の"ザ・ホッテストドウター・オブ・ロックスター(最も人気のあるロックスターの娘の意)"の一人に選ばれた。また、この年に公開された映画『幸せの隠れ場所』にサンドラ・ブロック演じるレイ・アン・テューイの娘コリンズ・テューイ役で出演した。2011年には映画『プリースト』でのルーシー役や、テイラー・ロートナー主演の『ミッシング ID』のカレン・マーフィー役で出演している。
2012年には『白雪姫と鏡の女王』の白雪姫の役で初主演を務め、英テレグラフの記者ロビー・コリンは彼女を「リリーはとても愛らしく、素晴らしく、オードリー・ヘプバーンにリアム・ギャラガーの眉をつけたような完璧な顔をしている。彼女の笑顔は理想的なほどの純粋さとセクシーさを兼ね備えている」と表現した[9] 。また、この作品のダンスシーンで使われている"I Believe(in Love)"で父親譲りの歌声を披露している[10]。7月にプロモーションのため訪日した[11][12]。 2012年秋、コメディ・ドラマ映画 Stuck in Love に出演しトロント国際映画祭でプレミア上演された[13]。 2013年、カサンドラ・クレアの人気小説を原作とする映画『シャドウハンター』では主人公のクラリー・フライを演じた。同年、映画『45歳からの恋の幕アケ!!』でジュリアン・ムーアと共演した[14]。
2014年、ロマンティック・コメディドラマ映画『あと1センチの恋』で主演(ロージー役)を務め、サム・クラフリン演じる幼なじみとの恋と友情を描いたラブストーリーに出演[15]。12月に3度目の[16]訪日をしている[17][18]。
人物
編集米『NYLON』誌のインタビューで「イギリスの田舎で育った私は野原を駆け回って自分で物語を作っていた。本を読んで頭で映像を作るような女の子だった」「私は遊び歩いたりしないし、パーティーにもいかないの。お酒やドラッグをやったこともない。そんなのは私じゃないしこれからもそうはならないと思う。」と語っている[19]。
プライベートでは、過去にテイラー・ロートナーやザック・エフロン、ノア・センティネオと噂があり、2013年7月までは俳優のジェイミー・キャンベル・バウアーと交際していた。
2020年9月に自身のInstagramにてチャーリー・マクダウェルとの婚約を発表[20][21]。2021年9月7日に式を挙げたことを自身のInstagramにて発表した[22][23]。
主な出演作品
編集映画
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2009 | しあわせの隠れ場所 The Blind Side |
コリンズ・テューイ | 武田華 | |
2011 | プリースト Priest |
ルーシー・ペース | 寿美菜子 | |
ミッシング ID Abduction |
カレン・マーフィー | 木下紗華 | ||
2012 | 白雪姫と鏡の女王 Mirror Mirror |
白雪姫 | 小松未可子 | |
ハッピーエンドが書けるまで Stuck in Love |
サマンサ・ボルゲン | 福原綾香 | ||
2013 | 45歳からの恋の幕アケ!! The English Teacher |
ハル・アンダーソン | (吹き替え版なし) | |
シャドウハンター The Mortal Instruments: City of Bones |
クラリー・フライ | 木下紗華 | ||
2014 | あと1センチの恋 Love, Rosie |
ロージー・ダン | 藤村歩 | |
2016 | ハリウッド・スキャンダル Rules Don't Apply |
マーラ・メイブリー | 第74回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ映画部門主演女優賞ノミネート | 松井茜 |
2017 | 心のカルテ To the Bone |
エレン | 田中晶子 | |
オクジャ/okja Okja |
レッド | Netflixで配信 | TBA | |
2019 | テッド・バンディ Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile |
エリザベス・ケンドール | 清水理沙 | |
トールキン 旅のはじまり Tolkien |
エディス・ブラット | |||
2020 | インヘリタンス Inheritance |
ローレン・モンロー | 武田華 | |
2022 | 運命のイタズラ WINDFALL |
妻 | Netflixオリジナル | 清水理沙 |
テレビ番組
編集放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
2009 | 新ビバリーヒルズ青春白書 90210 |
フィービー・エイブラムス | 第1シーズン第23話 「波乱のプロム」、第24話 「青春の光、愛情の影」 | |
2012 | Femme Fatales | なし(看護師) | エピソード 「Crazy Mary」 | — |
2016-2017 | ラスト・タイクーン The Last Tycoon |
セシリア・ブレイディ | 9エピソード | 下山田綾華 |
2018-2019 | レ・ミゼラブル Les Misérables |
ファンテーヌ | 永宝千晶 | |
2020- | エミリー、パリへ行く Emily in Paris |
エミリー・クーパー | 主演 | 清水理沙 |
ミュージックビデオ
編集発表年 | タイトル | 役名 | アーティスト |
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2013 | "Claudia Lewis" | Alien Girl | M83 |
"City of Angels" | 本人 | サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ |
受賞歴
編集年 | ノミネート対象 | 賞 | カテゴリ | 結果 | 参照 |
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2008 | 本人 | ヤング・ハリウッド・アワード | One to Watch | 受賞 | |
2012 | 白雪姫と鏡の女王 | ティーン・チョイス・アワード | 映画女優: サイファイ/ファンタジー | ノミネート | [24] |
2013 | OFTA 映画アワード | 最優秀音楽 - 楽曲 | ノミネート | ||
シャドウハンター | MTVムービー・アワード | Summer's Biggest Teen Bad A** | ノミネート | ||
2014 | ティーン・チョイス・アワード | 映画女優: アクション | ノミネート | [25] | |
2016 | ハリウッド・スキャンダル | ゴールデングローブ賞 | 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ノミネート |
出典
編集- ^ Alexander, Hilary (2002年12月19日). “Lily's mix and match”. The Daily Telegraph. 2010年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月26日閲覧。
- ^ Lansden, Pamela (April 10, 1989). “Take One”. People. November 29, 2009閲覧。
- ^ Lansden, Pamela (10 April 1989). “Take One”. People. 24 September 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。29 November 2009閲覧。
- ^ “No date for the red carpet? These guys took the folks instead”. Glamour (6 September 2017). 29 December 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。18 November 2015閲覧。
- ^ Bio of Lily Collins, Tribute Magazine. Retrieved December 2, 2009
- ^ Cable, Simon (December 4, 2008). “My, hasn't Phil Collins's little Lily blossomed?”. Daily Mail. November 25, 2009閲覧。
- ^ “「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズが、ランコムの新しい'顔'に”. ファッションプレス (2013年10月7日). 2016年1月26日閲覧。
- ^ “「ランコム」80周年記念パーティーに歴代ミューズと1200名のゲストが出席!”. ファッションプレス (2015年7月17日). 2016年1月26日閲覧。
- ^ Collin, Robbie (30 March 2012). “Mirror, Mirror ? review”. The Daily Telegraph (London) 30 March 2012閲覧。
- ^ “さすがミュージシャンの娘! 「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズがエンドロールで美声を初披露”. TVグルーヴ (2012年9月20日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “白雪姫役のリリー・コリンズが来日 DAIGO「付いていきたくなった」”. Billboard Japan (2012年7月18日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “リリー・コリンズ来日!『白雪姫と鏡の女王』”. eigairo.com (2012年7月19日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ Rome, Emily (2013年3月18日). “Check out the new poster for 'Stuck in Love,' starring Jennifer Connelly and Greg Kinnear -- EXCLUSIVE”. Entertainment Weekly. 2015年2月18日閲覧。
- ^ Schillaci, Sophie (2013年5月17日). “Lily Collins Goes Mean Girl in 'The English Teacher' (Q&A)”. The Hollywood Reporter. 2015年2月18日閲覧。
- ^ “リリー・コリンズ、主演作『あと1センチの恋』を語る モデルプレスインタビュー”. モデルプレス (2014年12月11日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “リリー・コリンズが来日 剛力彩芽に「チョウカワイイ」”. Billboard Japan (2014年12月4日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “リリー・コリンズ、『あと1センチの恋』で開いた新境地。”. Vogue (2014年12月11日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “映画『あと1センチの恋』 リリー・コリンズ来日インタビュー”. OZmall. 2015年2月18日閲覧。
- ^ “Lily Collins: You'll Never See Me Drinking or Doing Drugs”. USウィークリー (2012年2月24日). 2014年12月28日閲覧。
- ^ “Lily Collins on Instagram: “I’ve been waiting my lifetime for you and I can’t wait to spend our lifetime together...”” (英語). Instagram. 2020年9月25日閲覧。
- ^ “Charlie McDowell on Instagram: “In a time of uncertainty and darkness you have illuminated my life. I will forever cherish my adventure with you. 💍🎉”” (英語). Instagram. 2020年9月25日閲覧。
- ^ “lilyjcollins• Instagram”. www.instagram.com. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “Lily Collins and Charlie McDowell Are Married: 'We Officially Became Each Other's Forever'” (英語). PEOPLE.com. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “Teen Choice Awards 2012: 'Vampire Diaries' Leads Nominations”. The Hollywood Reporter (2012年5月18日). 2015年2月18日閲覧。
- ^ “2014 Teen Choice Awards Winners and Nominees - complete list”. HitFix (2014年8月10日). 2015年2月18日閲覧。
外部リンク
編集- リリー・コリンズ (@lilyjcollins) - Instagram
- リリー・コリンズ - allcinema
- リリー・コリンズ - KINENOTE
- Lily Collins - オールムービー
- Lily Collins - IMDb
- Nickelodeon's Lily Collins page
- Lily Collins (OfficialLilyCollins) - Facebook