リリス (映画)
『リリス』(Lilith)は、1964年(昭和39年)製作、ロバート・ロッセン監督によるアメリカ合衆国の長篇劇映画である。
リリス | |
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Lilith | |
監督 | ロバート・ロッセン |
脚本 |
ロバート・ロッセン ロバート・アラン・アーサー |
原作 | J・R・サラマンカ |
製作 | コロムビア映画 |
製作総指揮 | ロバート・ロッセン |
出演者 |
ウォーレン・ベイティ ジーン・セバーグ |
音楽 | ケニヨン・ホプキンス |
撮影 | ユージン・シュフタン |
編集 | アラム・アヴァキアン |
配給 | コロムビア映画 |
公開 |
1964年9月27日 劇場未公開 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
画像外部リンク | |
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公開時のポスター | |
en:File:101938.1020.A.jpg |
略歴・概要
編集ロケーション撮影は、メリーランド州ロックヴィル市内と同市内のチェストナット・ロッジ、同州ポトマック川のグレート・フォールズ、ニューヨーク州のローカスト・ヴァレーなどで行われた。
リリスを演じたジーン・セバーグが、ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞にノミネートされた。セバーグを自らのデビュー作の『勝手にしやがれ』(1958年)のヒロインに選んだジャン=リュック・ゴダールは、1965年(昭和40年)に『カイエ・デュ・シネマ』で発表したベストテンに本作を選んだ。
日本では劇場公開されなかったが、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが2005年(平成17年)以来、1年おきにDVDを新盤で発売している。
スタッフ・作品データ
編集- 監督 : ロバート・ロッセン
- 原作 : J・R・サラマンカ
- 脚本 : ロバート・ロッセン、ロバート・アラン・アーサー
- 撮影監督 : ユージン・シュフタン
- 美術 : リチャード・シルバート
- 装飾 : ジーン・キャラハン
- 録音 : エドワード・ベイヤー
- 編集 : アラム・アヴァキアン
- 音楽 : ケニヨン・ホプキンス
- プロデューサー : ロバート・ロッセン
- 形式 : 白黒映画 - 35ミリフィルム(1.85:1) - モノラル録音
- ジャンル : 長篇劇映画
キャスト
編集- ウォーレン・ベイティ - ヴィンセント・ブルース
- ジーン・セバーグ - リリス・アーサー
- ピーター・フォンダ - スティーヴン・エフシェフスキー
- キム・ハンター - ドクター・ベア・ブライス
- アン・ミーチャム - イヴォンヌ・ミーガン夫人
- ジェシカ・ウォルター - ローラ
- ジーン・ハックマン - ノーマン
- ジェームズ・パターソン - ドクター・ラヴリアー
- ロバート・ライリー - ボブ・クレイフィールド
ストーリー
編集私立の精神病院を舞台に、訓練中の作業療法士ヴィンセント・ブルース(ウォーレン・ベイティ)が、誘惑的で非常に能力の高い統合失調症の患者リリス・アーサー(ジーン・セバーグ)に危険なほど夢中になってしまう話である。
ヴィンセントがリリスに夢中になっていることに嫉妬した、もうひとりの患者スティーヴン・エフシェフスキー(ピーター・フォンダ)の自殺を巧みに処理したあとに、ヴィンセントは、上司に対し、自分自身に関する精神医学的な救済を願い出るのだった。
関連事項
編集関連書籍
編集- J. R. Salamanca, Lilith, Welcome Rain, 2000年4月1日 ISBN 156649124X